前回は言い難い事もすっぱり言うミミの無邪気さに感心させられ、そうして絆されたシーナとの距離が縮まる様子にほんわかさせられたものだけど、今回はそうしたミミの無邪気を通り越して無垢な様子、近付き理解できたと思えたばかりにミミへの察知力が下がってしまったシーナが描かれたね
想いを交わし合う事はこんなにも難しいのかと改めて思わせられると同時に、戦争に行かざるを得ない少女達がそのような環境下で何を優先せざるを得ないのか、そしてどのような選択が正しいかという問いを見せられている気になったよ
治癒魔法により事態への貢献度が増えたシーナは戦闘能力も伸ばしたいようで。けど、シーナの怪我やセイランの消失を目撃してきたミミはシーナにそんな事して欲しくない
ここには大きな擦れ違いがあるね。シーナはそもそもミミだけに戦わせたくなくて貢献分野を模索している。なのにミミはシーナを安全圏に置きたがる
シーナに余計なことをさせたくないミミが始めたのはある種の欺瞞、けど視点を変えれば小さな子供がトラブルがあるのに「何もない」と隠しているようでもあり
シーナはミミの隣に居たいのであれば、戦闘能力を伸ばすのではなく、ミミの隠し事にこそ気付くべきだった。でも、平和な世界に居た彼女は戦場で何が起きているかなんて知りもしなかった
シーナが血塗れのミミを見て余計にショックを覚えたのは幾つもの理由が見えるね
シーナが最も望んだのはミミが傷付かなくて良い平和。でも、その望みこそがミミを血塗れにした。ならミミが戦場で傷付かないよう具体的に何かできるかと言えば、実技試験すら不合格のシーナはそもそも戦場がお呼びじゃない
また、ミミが戦場で無茶をする方が多くの人が助かるという納得しがたい事態もある
戦争が関わると強いミミの方が正しくて、弱いシーナは間違ってしまう。そんな不合理を許せないシーナに果たして何が出来るのか?弱さから脱却するのか、それとも弱いなりに何かを見つけるのか?
戦争へ行けないシーナが戦争に行くしかないミミの隣に居続けるにはどうすべきかが本格的に問われ始めたね