アリステリアに最後の力を振り絞り大事な言葉を伝えようとしたまみかだけど、真鍳が仲介したせいでとんでもないことに。
真鍳は登場以来状況を引っ掻き回してばかりだけど、今回の悪行は流石に酷すぎる。まみかの言葉を順序を変えただけで事実と全く逆の事をアリステリアに信じさせてしまった。まみかが前回アリステリアと話した際にアルタイルの真実を話していればこのような事にはならなかったのにと思うと本当にやるせない
そしてその流れで颯太にも真鍳の毒牙が及ぶかと思っていたから、弥勒寺が邪魔したシーンは心から盛り上がった。……その後で弥勒寺の武器が封じられた辺りでちと盛り下がってはしまったが。
真鍳が使う武器は言葉だけなのに、どうしてここまで無双できるのやら。真鍳の言葉をはねのけているように見えた弥勒寺ですら術中に陥ってしまうのだから、メテオラのように言葉を交わさずひたすら攻撃するしか攻略法が無いのだろうか
もし真鍳の強さを言葉以外に見つけるとすれば、彼女が言うように仕掛け通りに人が転がるのを見るのが楽しく、それを伸び伸びと自分のしたいようにやっているからなのかな。他の被造物達には強い信念がありそれに従う事を至上としていると感じられるけど、真鍳にとって状況を楽しいものにしたい感情が全てであり、それに無理なく従う事を至上としている印象。
そういった意味では信念の果てに倒れたまみかの言葉を真鍳が歪んだ形に変えてしまったのはやはり悲しいな
まみかの死の引き金を引いてしまったことを自覚し、セツナを死なせてしまったと涙ながらにメテオラに伝えることが出来た颯太へのメテオラの言葉が素晴らしい。
これまでの事態にはただ巻き込まれていただけだった颯太がセツナとまみかの死に向き合い、自分に何が出来るか考え行動することで本当の意味で事態に関わり始めるのだろうね。ここから彼がどのような信念を見つけ、それがどのように事態を動かしていくのかとても気になる