フォウと出会い惹かれていくカミーユにその道の先達であるアムロが近づくなと忠告。それでも惹かれ合ってしまうのがニュータイプという存在なんだろうね。フォウは強化人間では有るけれど、サイコガンダムを外部から意志の力で動かしたりとかなりニュータイプ寄りな存在であるみたい
それにしてもシャアにとってララァが忘れがたい存在であることは何度も示されていたけど、ミライから見ればアムロにとってもララァは別格の存在だったのか。「アムロを現実世界から決定的に引き離してしまった人」なんて評はあまり聞いた試しがないな
フォウはティターンズとエゥーゴをユニフォームが違うだけと表現したけど、その「だけ」の部分は非常に大きいように思う。連邦の攻撃を見てエゥーゴはこんなことしないとカミーユが発したように自分が何者かと認識することは小さな違いであっても行動の大きな根拠にはなる。
ベン・ウッダーは自分がティターンズではなく連邦に属していると知っているからこそ、あんな無茶な攻撃をしてアピールをする。ミライは自分が軍人ではなく母親と知っているからインドへ向かうし、ベルトーチカはアムロの恋人であろうとするからミライに突っかかる
そうした人々とは別に名前もなく思い出もなく自分が何者かわからないフォウの行動は非常に中途半端。ベンからサイコガンダムを取り戻しても意味のない攻撃ばかりして、研究所のあまりに稚拙な嘘を拠り所にし、遂にはカミーユの前から逃げ出してしまう
サイコガンダムの中に記憶があるとフォウは言うけれど、そこにあるのはどう見ても空っぽの空間
最早完全にフォウに魅了されてしまったカミーユはこれからどうやってフォウや味方達と向き合っていくのだろうか?