突っ込みどころが多すぎる点がどうにも気になってしまう。また、実写パートでアニメ本編がサンドイッチされているのは驚きだった
マッドサイエンティストな両親によって改造された兄弟たち。唯一改造を免れた末弟だけが常識を持っているという認識で良いのかな?
自宅では他人の目がなく多数決の論理で姉たちが自由奔放に振る舞える為にタニスの常識が通じず、外では改造などされていない人達が暮らす世界なのだから姉たちの常識が通じない逆転の事態が生じる
血を分けた姉弟なのに身体や心の形が違うためにそれぞれの常識を分かち合うことが出来ない。そういった意味ではタニスの「僕らが初めて普通の家庭と同じように~」というのはタニスが持つ常識の押し付けに過ぎない。
けれど、両者が分かたれたままなのかと言えばそうではなく、姉たちが不慣れであっても箸で食べようとしたように歩み寄る事は出来るわけで。そして、そういった歩み寄りが出来るのはやはり家族だからなんだろうな
驚異的なまでに連呼される『楽しい』の奔流に魂が浄化された気分です……
光と出逢ったことで多くの『楽しい』を知った双葉。だからこそいつか離れ離れになってしまう瞬間への恐怖が頭をよぎってしまう
でもそれで必要以上に光と距離を取ったりせず自分の力でも『楽しい』を探してみようとする姿勢は本当に素敵。今回、店の手伝いは思ったような忙しさはなかったようだけど、それでも光のおばあちゃんとまた別の『楽しさ』を見つけられたようで。本当に双葉は序盤と比べてポジティブな人物になったなぁ
一方の光は何時も通り『楽しい』に全力全開。スクーターと競争したり一大事数えをしたりダイビング後のお風呂も満喫していたり。思わず憧れてしまう生き方。それだけに突っ走りすぎて今回みたいにポロリ未遂が起きたりする。その空回り感は自覚があるようで、周囲に迷惑をかけているのではないかと不安になる瞬間はあるらしい。
日々の『楽しい』を大事にしつつ不安だって確かに存在する二人。けれど、それぞれの不安になるものや『楽しい』の見つけ方が異なるから二人の組み合わせは丁度良い具合になる
勿論、光と双葉の二人だけで関係性が完結しているわけではなくて、皆にありがとうなんてよく判らない趣旨で盛り上がるBBQを共に囲める仲間がいる。一度離れかけた中学時代の友人とも素敵な遣り取りが出来る。そういった特別な繋がりがあるからこそ、光と双葉の周囲は『楽しい』に満ちていて特別な瞬間が続いていくのだろうね
これからも本作には沢山の『楽しい』を見させて欲しいものです
苺鈴来日。彼女も知世と同じく色々な事情を知っていてさくらと小狼の仲を見守っている人物では有るけれど、知世がさくら寄りの姿勢であるのに対して苺鈴は小狼寄り。だからさくらへの助言も小狼の気持ちを汲んだものになる
クリアカード編になってから小狼との距離は縮んでも隠し事やクリアカードに対して出来ることの差によって両者の気持ちは少し不安定なものになっているように思う。それが小狼をよく知る苺鈴の口から小狼が語りにくい裏事情を少しでも話してくれたのは良い展開だった
だとしても唐突な猫耳と尻尾には驚かされたよ……。突然スタッフが視聴者にサービスシーンでも用意してくれたのかと勘違いしてしまったじゃないか
同時刻に似たような状況が記された本を読んでいた秋穂。やはり彼女か海渡がクリアカードに関わる事件を巻き起こしているのか?
今作の主人公の立ち位置は高校生怪盗ですか。過去の事件の影響か言いたい事が言えなくなっている、感情の起伏が他者から理解されにくくなっている彼がどのように怪盗業を始めるのか気になるな
引き取ってくれた惣治郎が言うには面倒事に巻き込まれないようにするには何が有っても見て見ぬ振りだとのこと。
これを蓮は言われる前から実践している。スマホの画面に現れたアイコンに触ったことで異世界を覗き見ても誰にも言わないし、恐ろしい夢を見ても後に引かない。だからあからさまに女生徒が教師の車に乗る場面を見ても正義感を示すこともない
そんな彼が出逢ったばかりで今にも殺されそうな竜司から「逃げろ」と言われた。面倒事に巻き込まれないためにはその言葉に従うのが最良の道。けれど逃げ出さず竜司を助けるために謎の声に従い契約を結ぶ蓮には主人公としての姿を見た気がした
それでも、この展開からどうやって怪盗業に繋がっていくんだろうと不思議でならない
冒頭から「何処の世界も金稼げる奴が勝ち」と豪語するブルジョアヤクザな新田。どれだけ悪辣な人間かと思いきや滅茶苦茶良い人じゃないか!
脅されていたとは言え正体の判らない押し掛け居候のヒナに手料理を振る舞い髪を乾かし買い物にも付き合ってしまう。大事な壺が粉々にされてゴミ箱に入れられても分別を気にしてしまうような善人
更にはあっという間の木材加工で大喜びした新田がヒナへ向ける目が変わるかと危惧してもすぐにヒナの恐れを理解する頭の回転の良さも有る
正体不明のヒナに対して彼以上に相応しい相方は居ないように思える
というか新田が作る朝食は本当に美味しそうだ
それにしてもヒナの正体はなんだろう?節々の台詞からすると異なる世界で戦争兵器として使われていた?だとしたら何故新田の部屋にやってきたんだろう?
まあ、基本はギャグ作品っぽいからそういったシリアスな部分は重視しなくても良さそうだけど
新田と居ることは楽しいと命令されても居ないのに敵対組織を壊滅させたヒナ
何かして貰ったら礼するものだとヒナに特上イクラ丼を振る舞った新田。特に新田の行動は唐突にやってきて傍若無人な振る舞いばかりのヒナを同居相手として認めた瞬間のように思えた
EDは……何か色々な意味で衝撃でした
まだ序章の段階で物語はこれからという印象を受けた第一話。
テレサの身分は一応隠されているけど、やはり高貴な身分なんだろうか。そう思いながら見ていたせいか『ローマの休日』を思い出してしまうのだけれど、本作はどのように展開していくのだろうか?
また、テレサの正体がどうにも気になってしまうがヒントらしきものが幾つか描かれていた光良の家庭環境も気になる
良く言えばドライな光良と時代劇の影響か猪突猛進気味なテレサ。この二人がどのような関係を築いていくのか今後の展開が気になるな
王国編はクライムの成長物語と思って見ていた部分が有ったんだけど、どちらかと言えばブレインの再起までの物語として見た方が楽しめそうな気がした
第一期でシャルティアによって誇りをギッタギタのメッタメタにぶち壊されたブレインがクライムに出逢ったことで守る者を持つ事で手に入る強さを知り、シャルティア並に強い存在が他にも居ることをセバスを通して知った。そして最終話で再びシャルティアに同じ技で立ち向かうに至る
結果は「爪切りとしては合格」と実質的にも他人から見ても敗北以外の何物でもないんだけど、全くシャルティアの意識にも届かなかった斬撃が僅かでもシャルティアに届いたのならブレインにとって自分の誇りを取り戻すきっかけになるのだろうね
主人公のアインズ達は……最終回だと言うのに緊張感が皆無だな!デミウルゴスの計略による出来レースの戦闘であり蒼の薔薇や王国軍と実力差が有りすぎるせいかどこかのほほんとした印象すら受けてしまう
それでも他を圧倒するような戦闘描写は面白いの一言に尽きるのだけど。
ラストには第三期告知。この後のメディア展開なんて良くて第二期総集編映画くらいに思っていただけに嬉しいニュース。7月が待ち遠しい
これは酷い(褒め言葉)
夢オチから始まり突然のライブ曲が二つ、マスコットキャラ(?)が現れても主人公が変身するまでしか進まずそれ程中身のある展開ではないはずなのに、何故か濃密だったように感じられる30分間だった
それもこれも全ては強引な力技の連続によって巻き起こるギャグ展開の連続とラストの筋肉変身のせいか。というか冒頭のOPで大体の内容を紹介してくれているのでどれだけさきが賑やかに動き回ろうと、桜世が可愛かろうと「でもこの二人って筋肉男になっちゃうんだよな……」と笑えて仕方なかったよ!
全く期待していなかった作品だけどこれは今後も見逃せない作品になるかもしれない
第二期になってから香子は殆ど出番が無かったなぁなんて今更思い出した。というか今は派遣やっているのか……
久しぶりに幸田家に帰宅した零。親子として見るならやはり幸田母と零の遣り取りはぎこちないが、曰くが有った関係として見るなら穏やかに話せるようになった。また来ます、また来てねの遣り取りは社交辞令かもしれないけれど互いにそう言えたことはとても大事だったように思う
幸田母が見た夢の中でだらしない子供のようになっていた零。「心からほっとしていた」というのはこの夢を見たことで零が我が家にやってきた異物でも何でもなく普通の子供だった可能性もあったのかもしれないと知れたことに対してか、それともこんなものは零とは呼べず有り得ないくらいの良い子として幸田家を過ごしていた子供こそがありのままの零であったとようやく認めることが出来たということだろうか?果たしてどちらだったのだろう
ひなたが高橋と語らえる場を用意した零は優しいな。
高橋を家に上げ料理を振る舞うために大慌てしていた頃が懐かしく思えるほどにもんじゃを味わうひなたは落ち着いていたように思う。中学生時代が終わりイジメ問題も一応の解決を見せた今、ひなたの少女らしい恋模様も一区切りと言った所か
野球少年を見ても見送りに行かず自分も頑張ると心の中で告げたひなた。そしてあかりが想像するモノローグが有ったのか無かったのか不明だけれど、心機一転長かった髪をバッサリ……からのハプニングはあるあるネタだけど最終回にそれをぶっ込んでくるか~
零が普段とギャップの有りすぎるテンションで褒めていたけどあれは本音なの……?
第二期はいじめ問題という非常に難しい要素に真摯に向き合いながら作られた話だったように思う。それだけにひなたを中心とした川本家の覚悟には何度も心揺り動かされたけど、その分将棋要素が薄めになってしまったのは少し残念
まだまだ先の話を見たいのだけれど、流石に第三期は厳しいのかな…?
受験直前に高熱が出た時はもっと大変なことになるかと思いきや、あっさり終わり合格発表まで辿り着いたのは意外
幼友達で片思いしていたのに高橋が高知へ行くことを知らなかったひなた。
高熱の中で高橋を含め両親やちほなど居なくなってしまった人ばかり考えて泣いていたというひなた。その後、零の背中を見て「零ちゃんは突然私の前に現れた」と思い出す。
零はもっと前からひなたと関わっていたのに改めてこのようなモノローグを出すということはひなたの中で零がもっと近しい存在になったということだろうか?零が高橋に見せたほのかなジェラシーと併せてもしかしてフラグか?と考えてしまう自分は何とも単純である
ひなたが受験のために努力し続けていたように零も将棋を頑張っていたようで。連勝してB2に昇級したのは普通に凄いことじゃないか?これも全てはひなたに構いすぎたせいで成績が落ちたなんて思われたら合わせる顔がないと考えながら将棋を指したからか。
自分が生きるために将棋を始め、次第に将棋の楽しさを知るようになり、遂に誰かのために将棋を指すようになった零。それは零の言う通り正に新境地と呼ぶに相応しいだろうね
養父幸田と鉢合わせした際に穏やかに会話した零。第一話での対局はどこか空虚さを感じさせるようなものだった。将棋との向き合い方が変わった今の零なら養父とどのような将棋を指すのかと想像の輪が広がった