Bパートはいい話のようにも見えて、みこでも良い異形と良くない異形の区別ができていない、異形の存在は良いとか悪いとかいう理解の外にあることを改めて示しているようにも見えた。それが(みこにはそんな意識はないけれど)ユリアとの格の違いを見せたAパートとの対比になっていたのが面白い。原作もこの並びなのかは知らないけど、うまい構成だと思った。
上げて落とされで、お手本のように一喜一憂する八虎がかわいすぎた。ほんと素直すぎるくらいに純粋なんだよなあ。
相変わらず落ち込んでいる龍二をさらっと気遣うやり取りといい、名言しか言わない佐伯先生といい、森先輩とはすれ違い続きで直接会えていないけど絵を通して会話しているような、そんな多くは語らずも気持ちが通じ合っているような関係の描写が心地よい。
ユニット名に付けるだけあって普段とのギャップが映えていたし、3組のなかでは一番印象に残るライブだったかな。歌唱力抜きにインパクトはあったもんね。子役出身に、英才教育を施されてきた名家のお嬢様、大家族の長女でママみ抜群のまーま、良くも悪くも精神年齢高めでプロデュース力に長けたチームでもあった。鬼まーまがいればどれだけギスギスしても丸く収まりそうというか、各チームにひとり欲しいw キャラも多い中、それぞれの背景をピンポイントで上手く一話に詰め込めていると思う。
そういや前回の見直してたら、生ってしっかり言ってた。ちゃんと見てない証拠や…。
ちゃんりな適役すぎるw なじみすらまともに見える濃ゆいキャラが今回も参入。変人に囲まれて始終ビクビクしてる古見さんがかわいいし、気の毒だし、このクラスにいたらコミュ症を克服するどころか、ますます悪化しない?ってのが可笑しい。まあ古見さんも中身を知れば、充分濃いからねえ。古見さんが只野くんにホッとする理由がちょっと分かった。
回復術師の作者らしくなってきたw タルトを懐柔する様をドヤりながら説明する場面とか、服を脱がせて成長具合を見るところとか、ルーグの中の人がクソ真面目であればあるほど笑えると、見方も分かってきた。その実、中の人もあれで楽しんでいるんじゃないかと思うもいいし。
おっぱい作画はただ貼り付いてるようにしか見えなくて、もっと頑張って欲しいところだけど、タルトは高田憂希ってだけで見れる。
万能妹ではなく、体力はちょっと心許ないとやや変化球。なんだかんだで中学でも姉と同じ部に所属し、体力に自信がないのにアイスホッケーも頑張って一緒にやろうとしているのだから微笑ましい。テンプレかもしれないが、自然と応援してあげたくなる感じはいいね。
北海道から来た子もこれまたよくあるツン属性持ちだけど、キャラデが基本かわいいせいか、ツンキャラに見えなくて困ったw まあ、こちらも合流する前におばあちゃんとの和やかな日常や、羊子さんの道場破りに戸惑う姿を見せて、丁寧に伏線を張っているのは好印象。
風呂シーンは湯気や光が限りなく薄い驚きのエロさだった。でも、なんだろう、この作品はフェチアングルにこだわりがあるように見えて、弟くんが起こしに来る冒頭や、弟くんの背中を洗ってあげるシチュエーションのほうがエロく感じた。
お父さんは気付かなかったね。お父さんは初回からいたので、初回で急に見えるようになったわけじゃなく、以前からちょくちょく見えていたってことかな。それともお父さんがきっかけで見えるようになったのか。それにしてもお父さん、異形のものが家族の近くにいるのに呑気そうだった。仏壇にプリンをお供えする時のみこの様子が、お父さん守ってねというより、もうしようがないなあと諦めの境地にも取れるのが面白かった。
伸びしろの怖さかあ。知識も技術もまだまだの八虎はそれだけにどんどん吸収して化ける可能性がハンパなくあるってことなんだろうな。現役生は受験当日まで伸びると言っていた佐伯先生の言葉が刺さる。八虎の純粋なひたむきさに嫉妬しているのか、八虎に思うところありな様子を見せる世田介が面白かった。偏屈な変人かと思いきや、わりと弱みをぽろぽろ見せてきて憎めない。
ところで、龍二がメッチャヘコんでいるように見えたけど、またフラれた?w
前回の歌チームは妹スペックと憧れの強さで何とか説得力あったけど、今回のダンスチームは元曲との比較、どれだけアレンジしたとかは見たかった気もする。それやったら作画カロリーが増して無茶なのは分かるけど。チーム練習に来ずにひとりで練習していて、そこからいい話に持っていこうとするのも、いや連絡もしないで周りに心配かけてそれはどうなん?とツッコミどころか多かった。適度にギスらすって難しいもんだ。
この場面は配信してますって描写がちょいちょいあるけど、どこからどこまで配信されてるのか、しかも生配信なのか、録画配信なのかも相変わらず謎。そこら辺わざと曖昧にして、視聴者自身がリアリティーショーを見ている感覚にしているんかね。
南風原さん、シンママだったか。子供を育てながら働く大変さは実際に体験してみないとほんと分からんのだろうねえ。働くだけでもしんどいのに、あの人たちのバイタリティはどこから来るのだろうとはいつも思う。その意味で「子育て体験してみた」のくくるには、相変わらず斜め上な思い付きやなと思いつつ、自分の直感を信じて行動するらしさがあって良かった。南風原さんも、がまがまを半ば羨ましがっていた、嫉妬していたということで。いやもう完全にお仕事シリーズ。新三部作?
どや系やねえ。前世での経験と知識量から説得力はあるはずなのに、他のイキリ転生者たちと変わらないように見えてしまうのは何なのか。どこぞの見た目は幼女、中身はおっさんとまでは言わないものの、もう少し言動に加齢臭を感じる遊びがあってもいいと思うのだけど、この爺さん、一途に真面目なんだよね。
あがりさん、キャラ濃いなあ。あがりさんだけでスピンオフ作れそうな勢い。
電話だと少し喋れることが判明する古見さん。間違って只野にかけてしまったときのリアクションは、見えないものが見えてしまったときの見える子ちゃんみを感じたw LINEとかのチャットツール越しなら饒舌になってもおかしくなさそうな古見さんなのに、あえてガラケーにして喋ることをメインに人とつながろうとするのが古見さんらしいし、こだわりなのかなと思った。
どっしり構える、で一斉に振り向くの、やめたげてw。女の子にどっしりはふとましいか、安産型のお尻の持ち主と言ってるみたいで笑った。でも、エピソードふっ飛ばしてこちらにキャラの性格を印象づけるにはいいショートカットかもね。
話の展開はベタだったけど、アイスホッケーに対してJCたちをどう本気にさせるという部分を自然な流れでクリアして、みんなの気持ちをひとつにしてという流れが1話でよくまとまっていて思わずウルッとしてしまったまである。キャラのタイプ分けもテンプレながら日常は微笑ましいし、試合でも熱い流れが期待できそうな感じ。真美もあれだよね、後々全国大会とかでライバルとして再登場。そして日本代表で再合流と。
今回もそんなん惚れてまうやろー、な先輩の話。胸の大きな人には分からないとか理不尽なことを言われる桜井先輩といい、滅多にない愛孫からの電話で返答に困ることを相談されるおじいちゃんといい、振り回されているのは双葉じゃなくて、周囲のほうなんだよなあというのが可笑しい。それでもかわいくて許せてしまうのが双葉の役得ではある。
EDテーマはまさかのほっちゃん。ちょっと懐かしい感じが作風に合ってる良い曲だ。
絵を描く楽しさを知り、絵が好きと気づいた八虎に突きつけられる究極の課題、何が描きたいのか。「ピカソの良さが分からない」という八虎と、「ピカソは好きじゃない」の橋田。この言い方の違いに、八虎の今の立ち位置がうまく表現されていると思った。
美術の物語らしく個性的なキャラが次々に投入されてるけど、龍二は体で生き方そのものを体現していたってね。個性を貫くファッション的な意味合いで女装してるのかとも思ってた。上が学ラン、下がスカートみたいな格好ならまだ察するけど、上下女の子の服装ならそりゃ騙されるて。
ゲリラライブ…。これ、ガチで突発的に配信してるならすげーな。ゲリラといいつつ、定期の放送枠内でライブするってだけなんだろうか。てか「あなたたちの生活は常に見られている」というわりにそんな描写はなかったけど、実は本人たちの知らぬところで一部始終が生配信されてるとか? いや、まさかね。回を重ねてるオーディションなんだし、参加者がその中身を知らないわけないよね。
実は妹だった。似たような話が最近どこかであったような、アイドルものではわりとよくありそうな展開ではあったけれど、変に奇をてらうでもなく、必要以上にギスギスさせるでもなく、普通にいい感じ。
「あれはそこそこ使えるわ」 南風原さん、前回の流れで少しは軟化するのかと思ったら、風花にちょいデレしただけで相変わらず手厳しい。意識の高い(意識高い系ではない)ティンガーラ勢と、個人個人で自由ながまがま勢の構図が継続中。カイを相手にパンチを繰り出してストレス発散&気合いを入れてる、くくるのシーンが良かったけど、ティンガーラが相手ではそんな物理系は無効な気もして、くくるが気の毒になってきた。意気消沈なくくるもかわいいけれど。
耳かきとか道具を使う系のASMRは良さが分からんなあ。一、二回聴いたらお腹いっぱい。大食いYouTuberの咀嚼音ASMRのほうがまだ長く聴いてられる。好きなキャラや好きな声優さんの声で、吐息が耳元で聴けるならって感じ。
転生前に真面目にスキルを選択していたけど、適当にスキルアップしてゆく他作の転生者たちとやっていることはたいして変わらないってのが笑った。それも含めてギャグにしているように見えるのが面白い。転生後は軒並みな異世界ものになってしまったかなー、今のところ。中身、爺さんだぞってなるシチュエーションもあんまり…。もう少し転生前のジジ臭さを隠せないのかと思ってたら、普通にショタに馴染んでしまってるし。
あるねー、こっちの注文が全部伝わってなくても、ま、いっか、ってなるタイプやわ。古見さん、初回はいやもう病院に行こうよと言いたくなるような重症に見えたが、今回は対照的な性格のなじみくん? なじみちゃん?をぶつけることで笑いになってた。最後のすねてる古見さんもかわいかった。人前で、他人に伝わるようにちゃんと感情を出せてるじゃないかと。
刺繍部で女子力の高さを見せ、スポーツ(ダンスレッスン)にも励み、リポータースキルもすでに身に付けている。この子ら、中学生なのにアイドル適性値たっけーな。特に盛り上がりもないけど、つまらなくもなく。キャラ名はまだ覚えれてないけど、性格はうまく振り分けられていていい感じ。
いやいや、こんなちっこい後輩がいたら、そりゃ面倒も見たくなるだろうよ。保護欲、湧かずにいられない。もし俺に奥さんがいて、子供がいたら…のくだりはどっちにも取れるというか、主人公ちゃんがあの反応を見せた描写的に先輩は前者のつもりで言ったくさいけど、恋愛感情はしばらく後回しにして、後輩先輩の関係をずっと眺めていたい気分。
小林清志さん勇退用に用意されたシナリオだったかな。時代が変わり、技術が進歩するのに合わせて変わってきたというルパンと、変わらず自分を貫いてきた次元の構図がメタっぽくもあり、それがこの二人の良き相棒感でもある気がしてウルッときた。最後のルパンのセリフも盛大に見送るでもなく、なーに、ちょっとのお別れよって感じで良き。50年、お疲れさまでした。
親を説得すると言って、その相手が母親なのがまたリアルというか。絵の上手い人って才能が大部分と思いがちだけど、日々の努力の積み重ねで上達してゆく、表現の幅を広げているという当たり前のことに気付かせてくれる。絵の基礎の基礎も知らない主人公の目線から見せてくれるから親近感もわきやすい。OPからEDまで雰囲気も完璧で、今のところ今期で一番好きな作品かも。
「頑張れない子は、好きなことがない子でしたよ」 お、おう…。「好きなことをする努力家は最強なんですよ」 先生、ひと言ひと言が強い。平野文さんがまたいい味添えてる。
これ、リアルなら家庭の事情で…ってことにされるパターンかな。まあ地区予選レベルなら、辞退からの繰り上げもそんなに不自然ではないと思う。それより描きたいのはリアリティショーなのか。リアリティショーにマイナスイメージの付きまくったこの時期にそれをやる勇気に敬意を表するというか、どこまで踏み込んで描くのか。
風花が隣の部屋に住むと分かったときの、くくるの顔w 風花が戻ってきて、くくるがらしさを取り戻す。ベタだけど、二人のやり取りもいいし、ここまで見てきたご褒美だなあ。それにしても2クール目になってから、ますます「お仕事シリーズ」っぽくなった。ここまでお仕事要素強めだと、凪あす、いろせかみたいなファンタジー要素を入れづらくならんかね。