一度決めたら梃でも動かん程に頑なな喜八と稲子もだし、ずっと清六の幻影に憑りつかれてる洋輔もクソガキったらありゃしねぇが、最早手段とか目的なんぞ関係無く意地の張り合いと化してるようにも感じる此の争いと抱える想いは何処へと向かう事やら。
にしてもそんな逢って直ぐ清六に即落ちしたんか洋輔は、其の時の手袋を今も肌身離さず持ってる辺り普通にキモ過ぎるが、でも其れだけ洋輔にとって清六は世界を変えた存在だから清六無しじゃ生きてけないってのも分からんじゃないが。一方で稲子との婚約解消の目的も在れど、清六が居なくても電氣の時代を作ってやると目録を叩きつける喜八とはまるで対照的だが、其れだけ兄との夢から自分だけの、そんなじゃ収まらないくらいの夢へ昇華したってとこなんかな。まぁ其れを稲子に言えんようじゃ未だ未だだが、でも婚約を決めた稲子が聞くとも思えんが、如何であれ互いの夢が其れ以上にものになってると自覚出来ないようじゃ先は思いやられるな。其処はケイトも呆れてる様子だったが。
にしても稲子が婚約に応じちゃうわ如何いう訳か咲が乗船するわ目録を手に入れるも喜八に大口叩かれるわで、自業自得なとこは有るにせよ踏んだり蹴ったり過ぎる洋輔だったが、然し三添の為清六の為に粉骨砕身してきた事を考えるとなんか哀れに…、感じるのかなこんなおもしれー男を。