相と心、性格も漫画へのアプローチも違う二人。
部屋全体が明るい相と、デスクライトで手元だけが明るい心という描写にも、それが反映されていたのは印象的だった。
そんな二人が合作して、コミティアに参加することに。
合作を通して相は、これまで自問自答していた漫画制作から、他者と意見を交わしながら漫画を制作するスタイルへと変わり始めたのかもしれない。
自然とお互いを下の名前で呼び合うようになった二人は、関係性も深まったように見える。
自問自答の相手でもあったポコ太の存在が希薄になっていくのは、その結果なのかもしれない。
手島先生が七からプレゼントされたノートを前にしていたシーン。
一瞬、相と心に触発されて、手島先生が再び漫画を描き始めるのかと思った。
しかし、転がる椅子、ひび割れた受賞の盾、泣き叫ぶ声……といった回想シーンが描かれる。
手島先生には、まだ明かされていない大きな挫折がある様子。
二人で描くことで、一人では描けなかったものが描けるようになった相と心。
一方で、一人で漫画を描き、やがて漫画家を辞めてしまった手島先生。
手島先生の過去も気になるが、相と心の二人の姿が手島先生に何らかの影響を与えるのかも気になるエピソードだった。