本日の夜実況。
日常回では常に笑いを取ろうとしてくるスマプリには珍しい、誠実で真面目な回。
あのやよいが、ヒーローだのアニメだのの話を一切しない。珍しい。
では、やよいがオタ話を封印してまで何を語っているかというと、亡き父親との想い出から、自分の名前の由来を思い出そうとしているのだという。
やよいママは「やよい」の由来を聞いていなかったそうだけど、真相として、やよい本人への愛情はもちろん、ママへの愛情も込められていたのが良い。
この回の雰囲気に合わない、いつものおふざけは丁寧に排除されていて、他には、キュアピースがピースサンダーを撃つときに一瞬ビビる表情も削除されている。
調べたところ、「キラキラネーム」という言葉は2010年頃からある様で、スマプリの放送時期(2012)と一致する。
一方、やよいが名前を手がかりに父親の愛情を思い出すこの回で、敵側の当番がウルフルンであることにも意味があると感じる。ウルフルンの正体を知っている立場では胸が痛む。
ウルフルンにとっては家族の愛情や、まして「名前に込められた意味」など、さぞ下らないものに思えるだろう。
ところでこの回、グリッターフォース(米国ローカライズ版のスマプリ)からは削除されているそうで。
キラキラネームという社会風刺のローカライズが難しかった事情は確かにあるかもしれないけど、「削るなら他の回があるだろうよ」と声を大にして言いたいところ。例えば、削ってもシリーズ構成に影響しないキュアゴリラ回とかな。
キュアピース生誕祭として。
あのやよいのオタクエピソードを完全封印してw、自分の名前に込められた意味、ある意味では「自分探し」を行うという意欲作。スマプリ屈指の良回。
幼い頃にパパに贈った手紙がアカンベェになった。やよいの心を踏みにじるウルフルンの非道は許されないが、そのおかげでキュアピースは戦闘中に、パパとのエピソードを思い出せたとも言える
キュアピースはプリキュアピースサンダーを撃つ前に、「パパの愛を受け取って」と、アカンベェにむけ啖呵を切った。やよいをキュアピースに変えたやさしさは、亡き父から与えられたものという解釈もアリ。
やよいママが「くるみ先生」と呼んでいた人物は、えりかのことかな?
ここのBGMも、ハトプリにあった曲を編曲したものだったし。
号泣。手の感触だけは覚えている、それがよく撫でてもらった二人の思い出の証、なんだよな……
ピースサンダーで自分に落雷を落としたときの顔もカッコいい顔に変更されていて、もうなんか素晴らしかった……
本日の夜実況。先の展開のネタバレあり。
いつもノリノリでオタ話に興じるやよいが、珍しくオタエピソードを封印した、スマプリ屈指の良回。
亡き父の形見、かつてやよい自身が父に贈った折り紙をアカンベェにされてしまったことに運命を感じる。それ故に父との思い出を戦闘中に思い出す劇的な展開、プリキュアであればこそ戦闘にこそ意味づけをして欲しいもの。
ママには内緒の思い出については当然ながらママも全く知らなかったけど、やよいが思い出してみれば結局、パパは娘同様ママにも深い愛情を持っていた。母娘今まで以上に仲良くなるという、心憎い回想エピソード。
優しくされれば他人にも優しくできるという結論にウルフルンは何か言いたげだったが、これは45話につながる伏線であったとは考え過ぎだろうか。
あと小ネタだけど、やよいママが「くるみ先生」と呼んでいた人物とはえりかのことだろうか。いや、そう解釈したほうが楽しい。