P.A. WORKS「お仕事シリーズ」最新作は、オリジナル長編アニメーション!
崖っぷち蒸留所の再起に奮闘する、二代目女社長が、
家族の絆をつなぐ“幻のウイスキー”復活を目指す!
『花咲くいろは』『SHIROBAKO』『サクラクエスト』『白い砂のアクアトープ』―。
「働くこと」をテーマに、日々奮闘するキャラクターを描いてきた、P.A.WORKSによる”お仕事シリーズ”の最新作は世界でも注目されるジャパニーズウイスキーの蒸留所が舞台!
先代である父亡きあと、実家の「駒田蒸留所」を継いだ若き女性社長・駒田琉生(こまだ・るい)が、経営難の蒸留所の立て直しとともに、バラバラになった家族と、災害の影響で製造できなくなった「家族の絆」とも呼べる幻のウイスキーの復活を目指す―。
未来と仕事に迷って情熱を見失った新人記者と、失われたウイスキーの復活を梃子に廃業寸前の蒸留所を立て直そうとする若い女性社長が主人公の物語。失われかけていた家族の関係、ウイスキー復活の道、蒸留所の存続、古くからの仲間たちの絆…これら全てを二人の努力と成長で繋ぎ止め、細い道を手繰り寄せていく。劇伴はかなり良く、エンディングに至るギミックと、家族の酒を完成させる最期のエピソードは秀逸だった。同じ蒸留所にこんなにコストをかけてペイするメディアがあるのだろうかとか、BL要素は別に要らなかった気がするとか、細かい疑問はあるものの、王道で地味、だけど面白い、これぞP.A.Worksというべきお仕事アニメを久々に見せてもらった気分。
◇作品No.160/ ◆鑑賞No.251
<評価:S/おもしろい>
<オススメ、ミテホシイ度:4/とってもとっても面白いですよ〜‼︎>
**物語ひとこと紹介**
独楽が回り安定した時に見せる停止状態がいつまでも続くようにと願いを込められたウィスキーの話。
独楽の復活が家族の協力なしに成しえないように描こうとすると不自然になりそうだけど、自然な流れで構成うますぎる
ちょっと大人向けのお仕事アニメ
最初に中村・早見兄妹が喧嘩してるのが新鮮だったなぁ
ウィスキーはハイボールをよく飲むがストレートでも嗜んでみるかな
お仕事シリーズ5作目!
お酒の事詳しくないんでウイスキーについて色々知れて新鮮でした。
今度、ウイスキー飲んでみようと思います。
まさか香港でも上映があってね、早速見に行った
もう一度見ると、色々と感動した。
本当に家族の「KOMA」
I got an opportunity to watch this film on the plane.
Different from typical Japanese movie - go chase your dream, this movie demonstrate how life is getting the feet wet and deal with the issues we are facing. The job / career might not be the "dream job" at the first place, but it should be the one we care the most finally.
PA Works did a great job as usual and the soundtrack is astounding as well. Very heart-warming story.
ウイスキー 🥃✨
『駒田蒸留所へようこそ』
・タイトル「ようこそ」について
“ウイスキー業界の氷河期”という表現から、現在の蒸留所の実態に触れるというノンフィクションさは、まるで観客をその世界に連れていくかのようなキャッチコピーです。最後のシーンで繰り返された、無知でやる気のない社会人という典型は、この家族の物語を潜在的に際立てています。実際に、記者の男性主人公は「ウイスキーの世界」に魅了されました。
典型:
・サックスフォン、音楽について
イントロムービーやオープニングシーン、バーのシーン、そしてエンディングテーマでさえも、劇場の左側のスピーカーからサックスの音が聴こえてきます。バーのシーンはまさにジャズ・スタイルが似合う舞台設定で、アルコールと夜が持つジャンルとしてのハードボイルドの側面を、幾度も多面的に描いたように感じます。例として: 流れる時間の速さ
最も印象的なのは貯蔵庫の火事のシーンで、電源が映し出される静かなカット(職業体験の初日、反応の悪いスイッチ切り替え)から突然の電話、燃え上がる炎と消防車が描かれる際にもサックスによる演出がなされています。このBGM使用には独自性があり、一種の楽器による継続的なメイン演奏は良くも悪くも目立ちます。
・誰にでも分かりやすい物語(未来へ)
劇場に到着する前に思い浮かぶテーマ「特定のお仕事についての楽しみ/悩み」「日本産ウイスキーの需給」「経営者の抱える問題」のように、簡単に想像することは出来ても、実際に何が起きていて何が問題なのかが分かっていないことがあります。それに対して、どういったメッセージ性を持ち、どのような結末で“仕事”という人生の一部を物語を描くのかが明確になっています。今作でいえば、『家族のお酒』から『廻り続ける独楽(コマ)』という『未来』までをラストシーンで積み上げ、「ようこそ」という掛け声によって観客を招待しています。
また、集団としてだけではなく、個人の役割も重要視されています。しかし、映画を見た後の私が、主要な登場人物の名前をフルネームで言えないのは、25分のキャラクター紹介に慣れてしまったからでしょうか…? どちらかというと、紹介文の短さによって覚えるのが難しかったことよりも、既存の集団の視点に目を奪われ、新しい関係性と時間経過に追いつけなかったのかもしれません。
(大人な恋愛模様を隠すことは非常に上手でしたが…! 🐧)
もしこの映画が、視聴者に「ウイスキーを飲んでみたい!」と思わせ、実際に行動をさせたのであれば、それは彼らの思いが叶ったことになるでしょう。
PAのお仕事シリーズ最新作。
テーマは仕事と家族。
なのですが、今回は、主人公が20代中盤と、お仕事シリーズの中でも一番大人なため、青春感はほとんどない代わりに、なんで仕事をするのか・どうやって情熱を持つかというテーマになっていると認識している。
やる気のない光太郎が東海林さんや上司の安元さんに仕事に情熱を持つ理由を聞いて、直ぐに前向きになるシナリオとなっているが、
簡単に心変わりする?と思う一方で、働くということ自体には情熱を注ぎたいという思いがあれば、きっかけさえあれば割とすんなり前向きになれるのかもなと思ったりした。
お酒好きな人は、ウイスキーに関するやり取りも多いので更に面白いと思います。
お酒を飲まない自分もなんだかウイスキーを飲みたくなりました。
シナリオとしては、仕事への情熱みたいなものを教えてくれて、個人的には感動したのですが、それ以上に良かったのが早見沙織さんです。
主人公の早見沙織さんの声が素晴らしく、他者に対しては基本的に丁寧にやり取りするタイプなので、ずっと落ち着いた早見沙織ボイスを聴くことができる。
一方で、ウイスキー関連の話になると、心の奥に情熱を宿した台詞回しになるので、いろんなはやみんを聴くことができます。
声優早見沙織さんのファンなら1回は観るべきかと
EDも知らない歌手だな~と思ってたら、クレジット早見沙織と出てきてびっくりしました。
本当に歌唱力も高いですね。。。
いいお話だった。明日からまた頑張ろうと思えた。さすがPAのお仕事シリーズ。
記者高橋の成長とそれによって物語の歯車が回る感じが仕事への向き合い方にも繋がっていって観てて前向きになれる。
ウィスキーへの想いからすれ違った駒田蒸留所も根底は同じ想いを持ってて一つに収斂していって、最後は嬉し泣きで完成を迎えるの静かだけどいいクライマックスだった。
仕事について色々考えさせられる、良いアニメ映画でした。
記者の上司も上手く活かされていて、良かったです。
タイトルの出すタイミングもバッチリでした。