埋葬してしまったらもう二度とマシュウの頬にも手にも触れることができなくて、本当のお別れなんだと思うとツラい。
お葬式の後でも相変わらずなジョーシー。あまりにも酷いから級友達もドン引き。サイコパスの気でもあるんじゃないかと思ってしまうほど。マリラの話だと家族全員あんな感じらしい。地獄だ。
ダイアナは無理に励まそうとしたりせず普段通りに振る舞おうとして優しい。マシュウの死から時間が経つにつれて変化する自分の気持ちに戸惑うアン。アラン夫人に話すことで整理しようとする。こういう気持ちを言語化できて賢い子だと思う。
マリラのまさかの恋バナ。ギルの父とマリラのエピソードがアンとギルにそっくりで、これがギルとの仲直りのきっかけになるのかな。
マシュウの墓石の文字や「アザミの効用」に?となってググる。
「人の死というもの全く知らなかったアンにとって、ここ数日の出来事は意外だった。マシューがいなくてもその気になれば昔と同じようにやっていけるということが心悲しく思えた。自然や花、愛や友情がこれまでと少しも変わらずアンの空想を刺激し、アンの胸をときめかす力を失っていないこと、そして、人生が依然として様々な声音で強くアンに呼びかけているのだということに気づいた時、アンは恥ずかしさと後悔に似たものを感じたのである。」
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「THOMAS CUTHBERT DEC. 1813- NOV. 1831」
親かなんかの墓地な設定なのでしょうか。それだと、生年か享年に無理があるけど
子供相手にデフォルメ無しの生々しい死の描写。みずみずしい背景と対照的な黒系の葬列
wiki調べだと、別段児童文学というわけでも無いようなので、納得しました
アン、ダイアナで墓地のところ。カットによって、置いた花が赤だったり白だったり
マリラとギルバートパパの若い時の話が、現在のアンとかぶるのですが、伏線なのかミスリードなのか