この最終局面で描かれたのは道錬と神雲の友情。同じ村で育った2人は似た運命を辿ってもおかしくない筈だった。けれど己の武を極める中で見つけたものが2人は異なる故に道が分かれた
でも道を違えた事が2人が納得できる己の在り方を見つけられる終わりへと辿り着けたのだと思えたよ
道錬と同じように武を求めていた神雲が変わったのは武と関わり無い女性と出会ったから
神雲は平和や武を捨て己の人生を歩み出した。置いてかれた道錬は何の為に武を高めるのか、新たな人生を探し求めるしかない
そんな2人が同じタイミングで己の生き方を全くの別方向で定めるのは何とも運命的な話
道錬は神雲の人生を哀しいと思うから涙を流したが、武を極めたわけでもなく神雲に打ち勝つ強さもないから彼の生き方を否定できない。出来るのは彼が弱い己を否定するかのように捨てた雲蔵という名前にこだわり続ける事だけ
失わないよう力を求めた神雲。得られたままで居られるよう力を極めた道錬。2人の道は違うが故に相手にないものを生きる中で得られる
そうして決戦場で再会した二人が交わすのは拳だけでなく互いの生き方の総決算だね
大切な友を守る為の道錬の拳が届いた時に神雲が見せた涙。彼が妻を失い絶望した時には差し伸べられなかった拳がようやく神雲に涙を流させた
唯一最高の友だけが成し得る極みはとても心晴れ晴れとするものでしたよ
万象王は神を超えてそうだが、戦いになるのかね。道介と雲蔵時代。村が襲われて力を欲したのか。最強の竜にはあんまり戦う意味なかったな
世の平和よりも守りたいものができた、か。それだけの強さがありつつも生き方を変えることができることが強さ。かつて競い合って共に過ごしたからこそのバトルだな。
今回は過去話メインだった。お互いの技を鍛え合っていた2人。
千夜くんの父親が恋に目覚めて戦いの場から降りていた。千夜くんの母親はカタワラに殺されていた。力がなかったから家族を守れなかった。
この2人の戦いも終わりを迎えつつあるのかな?
神雲くんと道錬くんの過去深堀と。その戦いの決着がようやくついた後の神雲くんの涙が気持ちいいぜっ!