いつものように何も起きない、ごくありふれた夏だと思っていた…。
夏休み最後の夜、浅羽直之はふとした出来心から学校のプールに忍び込んだ。
彼はそこで、手首に銀色の球体を埋め込んだ不思議な少女と出会う。
「伊里野加奈」…それが二人の出逢いだった。
新学期になると、伊里野は浅羽のクラスに転校してきた。
他人とのコミュニケーションを苦手にしているらしい伊里野だったが、浅羽には不思議と心を開いた。
二人は学校生活を通じて、次第に親密になってゆく。
しかし伊里野には得体の知れない一面があった。
頻繁に校内放送で呼び出されては姿を消し、様々な出来事に対して、時に自らを傷付けるような奇妙な反応を見せるのだ。
そして、どこからともなく現れては伊里野の窮地を救う謎の男・榎本の存在…。
伊里野の秘密は、ここ園原の軍事基地や、新聞部が解明を目指すUFO騒動と何らかの関係があるのだろうか?
やがて特殊戦闘機「ブラックマンタ」の存在を通じて、彼女の背負う過酷な運命が明らかになってゆく…。
今、短い夏の永遠の物語が始まる。
セカイ系の一角として取り上げられることが多い作品
OVAとはいえなかなかクオリティが高く(なんならOVAだから短編でもかなりしっかりしてるイメージでもあるが)、作画が一番俺が好きな時期のアニメーション
鮮やかな高校生活というわけでもなく戦争要素だの鬱要素だのあるけど、すごく短い話にしてはまじで名作だと思う
もっとも、これはハピエン主義者からしたら明らかな自殺行為なので今これを書いている最中も死んだ顔をしています
イリヤすげー可愛かったし、なにより行動の節々から苦しみと悲しき獣要素がふんだんに盛り込まれていて良かった
先に書きますがこの終わり方の小説やらアニメは一定数あります(lain、今、そこにいる僕、すかすか
この終わり方に関しては個人としては納得しますがまぎれもなく苦しい展開一直線なのでそこに味付けが必須となるわけです
このアニメではそれを夏の過ぎ去りと共に表現していて爽やかな一端をのぞかせて終わらせていました
人を多少選ぶ作品ではあるが、見て良かったとも思える作品でした
こういう苦しんだ末に解放されてその後行方もわからなくなるキャラが大好きです
5点中4.5点
★★★★☆
2025/07/04 5:54
◇作品No.21/◆鑑賞No.36
<評価:S/おもしろい>
<オススメ、ミテホシイ度:4/とってもとっても面白いですよ〜‼︎>
**物語ひとこと紹介**
「おぉ〜っくれってる〜!!!!!」なお話。
原作を読む
なんでお前だけ夏服のままなんだ?
そして僕は夏を終わらせる
原作未読。かなり駆け足で全6話は尺不足に感じる。
まさにセカイ系そのもの、世界かヒロインのどちらを選択するか。浅羽の純粋な恋心と子犬作戦に見える大人の狡猾さが対照的で、最終話の儚い最期は本作品の魅力でしょう。世界が滅びようとイリヤを救いたいという浅羽の選択が、浅羽を守ろうとイリヤがパイロットとして戦う選択に繋がることの悲しさよ。
妹がかわいいのに出番少ないの勿体ないだろ。4話が印象的で、イリヤとあきほがヒロインバトルでフードファイターするのがたまらなかったね。
イリヤの髪を切ってしまったのが残念ですね。あと、イリヤがなぜUFOに対抗できる数少ない人間なのかよく分からなかった。