虐殺器官

虐殺器官

  • 視聴者数:2010
  • 評価数:-
Project Itoh / GENOCIDAL ORGAN
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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
普通

おそらく3度目視聴。ラスト近くのクラヴィスとウィリアムズの論争だけ、何度見ても流れが悪いと思う。必要なシーンではあるんだろうが、セリフを短く簡単にできないだろうか。

全体
とても良い

冒頭セックスにちょっとびっくり。
見たくないものはフェイクニュースだと決めつけ、メディアの伝えることだけで全てを知った気になり、自分達の幸せがどういう犠牲の上で成立しているのか薄々気付いてるけど見て見ぬ振り。強い言葉を使わず、謙虚に慎ましく自分の中の良心に正直であろうと思った。でも、程々に快適な生活は送りたいなとも思うからウィリアムズの言ってたことも分かる。
クラヴィスが母を失ったエピソードが省略されているから、彼が最後に英語の虐殺文法をばらまいた動機が弱いかな。今まで自国の平和を守るために途上国を犠牲にしてきたアメリカに責任を負わせようという立派な動機しか描かれてなくて、母やルツィアに罰して欲しい、赦して欲しいという願いが不可能になったから、代わりに世界に罰してもらおうという彼の空虚な内面描写が無かった。
ブッ飛び過ぎではない未来ガジェットのデザインが素敵。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

やっと、観た。

『GANGSTA.』と『虐殺器官』、どちらにも苦労したであろう村瀬監督、ありがとう。

そしてジェノスタジオありがとう。

尺に対して詰まった密度とテンポが良い感じでした。それに見合ったバランスの映像と芝居と音楽。

土師孝也さんと大塚明夫さんの掛け合いが非常に美味しかった。

死にゆく石川界人プロや、脳内地獄を語る梶くん、勿論主役の悠きゃん、安定の櫻井さん、みんな良かったなぁ。

モブ位置に、響さん、市道さん、種崎敦美さん、ヒロミチ兄さん、などが居てにやりとしたけど、どの役やってのか理解らず。死にゆく少年兵とかだったのかな

全体
良い
映像
良い
キャラクター
良い
ストーリー
良い
音楽
良い

全体的に暗く重苦しい印象を受けました。
二人の決断の差が未来を決めたとも。

全体
良い
映像
良い
キャラクター
普通
ストーリー
良い
音楽
良い

感想を一文でまとめるとすれば「映画という媒体に『翻訳』された虐殺器官」。原作から大小の要素をオミットし、原作の核であったクラヴィスとジョン、ルツィアの物語に焦点を絞ることで、見事、約2時間の尺に難解な物語をシェイプアップしている。
情報量削減の結果として話もかなりわかりやすくなっており、大筋のわかりやすさは間違いなく原作より上。昨今のアニメ映画と比較すると難解な言い回しやセリフ(特にジョン・ポール)は多いが、それでも最終的にはジョンが何のために虐殺を扇動したのか、そこにどんな心情があったのか、という「オチ」は理解できるようになっている。
情報量の減らし方がProject-Itohの前作「ハーモニー」と比較すると巧みで、「説明的」な感じが軽減されているのもグッド。ハーモニーと違い後述するSF的な戦闘シーンもあるので、退屈さはあまり感じなかった。

見るべきは見事に映像化された作中のSFガジェットだろう。
侵入鞘、フライング・シーウィード、痛覚マスキング、オルタナなどのビジュアルはほぼ原作読者のイメージ通りと言ってよく、見た目にも面白い。
特にインドでのジョン・ポール確保作戦のくだりは最大の見所。シーウィードからの侵入鞘での降下、侵入鞘の銃撃、落着後、機銃をドローンとして切り離し速やかに腐食し始める鞘、ファーストパーソン・シューティングのような主観視点での少年兵との戦い、そして痛覚マスキングと感情調整の効果を端的に示すリーランドの死に様など、「原作のビジュアルの再現度」という点では1ミリの文句もない。

しかし、原作の読者からすると「情報力の削減」がマイナスに働いている部分も多いと感じた。
その最たる例が主人公のクラヴィス。クラヴィスは原作だと「両親を失い、しかも脳死状態の母親の生命維持装置は自分で切った」など重いバックグラウンドがあり、自身もそれに関して罪の意識を感じているほか、そのトラウマをきっかけに「死者の国」のイメージが脳にこびりついている、という設定がある。だが、映画版ではそれらがすべてなかったことにされており、ただの「いち軍人」的なキャラクターになっている。
ルツィアに関しても「クラヴィスが罪悪感に対する『赦し』をルツィアに求めていた」という描写がカットされているほか、好意を抱く過程もやや性急な感がある。

クラヴィス関連の設定の簡略化もそうだが、やはり原作読者としての最大の不満は、原作ラストでクラヴィスが行ったことをあくまで「示唆」にとどめ、明確に描かなかったこと。一応、原作の知識があり、かつ描写を見れば「恐らくクラヴィスは原作と同じことをしたのだろう」と想像はつくのだが、あるとないとでは大違いだ。
「屍者の帝国」のように、「ああ、スタッフロールの後であのシーンが挿入されるんだろうな…」と身構えていただけに、かなり肩透かし。

総評すると、原作読者的に文句がないと言えば嘘になるが、情報量の多い原作を破綻なく映像化したことに関しては素直に素晴らしいと思う。原作に、ひいては伊藤計劃の作品群にご新規さんを呼び込むにはぴったりだろう。
ハリウッドで実写化も決まっているらしいので、そちらにも期待。

全体
良い
映像
とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
良い
音楽
良い

なんの情報もなしに視聴。
なんでクラヴィスはルツィアにあんなにご執心だったのかが理解できなくて楽しくなかった。
虐殺器官とか虐殺の文法とか興味深かったし、ほかの国で戦争が起こっても見ようとしない人たちとか、クラヴィスの裁判?からチャンネルを変える人たちとか、色々思うところのあるお話だった。

全体
良い
映像
良い
キャラクター
良い
ストーリー
良い
音楽
良い

dアニメでやっと見た。原作既読だがかなり忘れてた。サピア・ウォーフ否定の下りは印象深い。

全体
良い
映像
とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
普通
音楽
普通

近未来戦争がワクワクしますね。ちゃんとSF要素も残されてていい感じ。最後の選択が思わせ振りだ。

全体
良い

小説から省かれた部分は多かったけど、それでもクラヴィスの心理描写は十分だったと思うし展開にはワクワクした。ただ、やっぱり「言葉が人を殺す」という伏線となっていた母親のくだりを省略したのは残念に思う。

全体
良い

映像すごかった。
スクリーン映えする作品。
でも突入カプセルのイメージが自分と少し違ったのと、
最後のほうがなーというのがあった。
戦闘シーンすごい。
あと、歳取ったせいなのかテクノロジーも世界情勢も現実が追いつきつつあるせいか、あまりワクワクしない自分がすこし残念だった。
原作見てない人には難解かも。

全体
良い

虐殺を先進国にもちこませない、第三世界で済ませるために暗躍してるの怖い。
不条理なのは全部カフカってセリフ死ぬまでに一度は使ってみたい。

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