内なる声なら良いんだけど、なんで対局中に会話するかな。いやそれによって物語を動かすのが楽になるのはわかるんだけど、キツい。
黒い茅野くんも真っ直ぐな金元ひーさんも関西弁関俊さんも、どなたも良いですね。
どうして九頭竜の対局話が一息つく前に桂香の話が突然始まったのかと訝しんでいたけど、九頭竜が山刀伐を破った理由と桂香が復活し自分の指したい将棋を指せた理由が繋がっているからなのかな?
会長と山刀伐の研究によって完成されていたはずの振り飛車対策。それが敗れたのは九頭竜の不可能に挑む決意と山刀伐の負けるわけはないという奢り
同様に桂香が負け続けてしまったのは自分はプロ棋士の娘なんだからという奢り。そんな現状を破れたのは銀子の桂香を想う言葉と昔の自分からのエール。それを持って桂香はここから将棋を続け関わり続けるというある意味不可能に近い領域に挑む決意を固められたのだろうね
同じくあいにあったのも奢りと言えるもの。澪に駒落ちで勝ってしまったことで勝つ辛さを知ってしまったあい。けれどそんな理由で止まり続けるようならそこにあるのは自分は強いという奢りだけ
桂香との対局の中で「負けたくない」という決意を再び明確にしたことであいは不利な状態から桂香に逆転勝ちできる
ただ全体的に見た場合、対局中の演出や技名?が頻出する描写がどうにも受け入れがたいのが難点……。又、会長と山刀伐が編み出した振り飛車対策を破った九頭竜の感慨をもう少し聞きたかったように思う
桂馬+香車なのを今更
泣かせる話。才能が無いのか、遅咲きなのかは不明ですけど。
サブタイトルは、十才の自分から手紙をもらった二十五歳が、目標はプラス5年でも達成できなかったけど、継続します。最低でも、将棋関連の仕事をしますという返信の意図。
かんそうせん
香川愛生さんは、週刊ファミ通で連載があるので知っていたのですが、浜村通信のこどもと同級生だったとか。あと、将棋の世界では結構すごい人なのね。
あいが桂香のハートをシェイクしたんじゃあ!
うーん……。
原作第3巻にはめっちゃ心を揺さぶられたのだが、アニメ版は最後まで淡々と見終えてしまった。原作そのままが無理でも、せめて原作を読んだときの感情を喚起してくれるものがあればよかったのだが。
エピソードの順序を入れ替えて、桂香さんのエピソードを全部今回に持ってきたのは、どういう意図があったのだろう?
原作では、桂香さんや銀子のドラマと八一やあいのドラマが並行して流れつつ時に交差したり時に影響を及ぼしたりしながら一つの物語が紡がれていたのだが、話数ごとに両者をきっぱり分けてしまったことで結合度が弱まり、独立した別々のエピソードのようになってしまっていると感じた。