「俺は、桜にとっての正義の味方になるって決めたから」
少年は、真実からもう目を逸らさない。
少女を救うために。自分の選んだ正義を貫くために。
魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が
万能の願望機「聖杯」をめぐり戦う――「聖杯戦争」。
その戦いは歪んでいた。
ひとりの少女――間桐 桜は犯した罪と共に、昏い闇に溺れてしまった。
桜を守ると誓った少年・衛宮士郎は遠坂 凛と共闘し、「聖杯戦争」を終わらせるため、過酷な戦いに身を投じる。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは闘争の真実を知る者として、その運命と向き合い、間桐臓硯は桜を利用して己が悲願を叶えようとする。
「だから──歯をくいしばれ、桜」
激しい風に抗い、運命に挑む少年の願いは、少女に届くのか。
終局を迎える「聖杯戦争」──。
最後の戦いが、遂に幕を上げる。
神すぎた。
観たら死ぬと思っていた映画。観れば、 [Heaven's Feel] だけでなく、Fate /stay night の全ルートが自分のなかで完結してしまうから、大切にとっておいたもの。
だけど、死を覚悟したのでついに観た。すごく良かった。そして、結末は意外だった。
ゲームはやってないので、Heaven's Feel は人伝で聞いたり、ネットの断片的な情報から想像したりしていのだけど、だいたい「鬱ルートで病む」みたいな話ばかりだった。
だけど、この映画は鬱だけじゃなかった。それが意外だったのである。
みんな死んでもおかしくない展開だったけど、わりと勧善懲悪だったと思う(サーヴァントは人間ではないから関係ないものとする)。
魔法少女の登場シーンは「魔法少女まどか☆マギカ」っぽく思ったけど、梶浦音楽で魔法だから要素が重なっただけか。
前パートで脱「正義の味方」を宣言した衛宮士郎は間桐桜を護り通して言葉がウソではないと証明した。
誰もがトゥルーエンドを探して、さがして、ついに実現する。奇跡だ。
最終的に男が女に救済される結末はたくさんあって、ゲーテのファウストみたいなのは、「レートヒェンよ、そのクソ男をキッチリ殺して、地獄へ堕とせ!」と思ってるぐらいに男性のご都合主義で書かれていると思うのだけど、士郎は正義の味方になろうとした男なので、これで良いです。これしかないという針の穴に駱駝を通すようなエンド。そして、哀しく美しいエンド。
数々の惨劇のあとで間桐桜をハッピーエンドにしていいというのは救いだと思った。社会を明るくする運動です。
観てよかった。私のQOLがあがった。この人生は上出来だ。この結末が観れただけでも。
前章にて今までの正義の味方としての自分からは決別、何人犠牲になろうとも桜だけは助ける桜だけの正義の味方になった士郎さん。最後の最後に桜との生活が惜しくて踏みとどまった辺りロボットから人間になったんだなぁって思った。これから士郎は大火災の時から失っていた人間としての生活を桜と共に取り戻すわけだけどどうなるかが楽しみ。
桜さんはまだまだ子供。今回はアンリマユという言わば強い玩具を与えられて天狗になってしまったのが黒桜さん。11年間時間が奪われてたから高校生の振りをした子供だったんだなぁと。これから失われた11年間を埋める新たな一日が士郎と共に始まるわけだけれどもこれから桜さんがどういう人になっていくのかが楽しみ。
凛さんは結局桜の事を姉だからという理由で殺せず。本当に良く出来たお姉さんですよ。自分の責務を果たすと言っておきながら結局家族には甘い人間の業。ただそれが家族というものだしこれだけの罪を犯した桜を許すことが出来るのは凛さんだけ。凛さんもこれから奪われた桜との家族としての日常を取り戻すけどどういう感情を見せてくれるのか気になる。
イリヤスフィールは士郎の姉として家族としての責務を果たす。士郎がイリヤに行ったように姉が弟を守ることは当たり前の事。ホムンクルスだけど凛さんと並んで最も人間らしいキャラだった。士郎の言葉に困惑して照れたりしている様子も可愛かった。最後に先に旅立った母との再会を見れたのは泣けたが衛宮邸にてイリヤスフィールの照れを見れないのは無念。
言峰はこの世全ての悪を誕生させることが自分の悲願と言っていたが結局叶わず、ただそれでも言峰は最後に笑っていた。多分言峰の真の願いは自分が本当に信じられるものの為に戦う事だったんだろうなぁ。言峰綺礼は正真正銘のの外道だけれどもそれでも自分の信じるモノの為に戦うカッコいい漢でした。
最後には約束した花見へEDの「春はゆく」と共に突入。結局「花の唄」、「I beg you」、「春はゆく」は全て桜の為の歌だったんだなぁと。これまで人間らしい生活を振りだけで送ってこられなかった士郎と桜には新しい春と共に始めて幸せに生きて欲しい。それこそ今までの11年間が何ともない物に思えてゆけるような綺麗な生活を送ってほしい、と思いました。
完璧の出来でした。劇場では鳥肌立ちっぱなしでした。
原作既プレイ
見たいところは大体見れた
非常に面白かった。
戦闘シーンは前作と同様非常に丁寧、かつ激烈に描かれていた。戦闘自体の数が前作より多かった(気がする)ので、見ごたえがあった。
ストーリーは、Fateや型月世界の知識が無いと初見でもわからない部分もあった。機を見てもう一回観に行きたい。
コロナの影響などで上映が危ぶまれる時期もあったが、映画館で無事に観ることができて本当に良かった。
凄かった
作画が自分が思うアニメ史上最もすごくて迫力満点の映画だった。劇場で観ない方は絶対に公開するだろう。話は?ってなるところがあると思うが、後で整理してるとわかってくる。
公開2日目に観てきた。
凛が刺せなかった辺りから、
ボロボロ泣いてしまった…
このルートを知らなくて、
真っさらな気持ちで観られて良かった。
セイバーの最後がちょっとあっさりすぎかなってちょっと思った。
あと、最後のその後のシーンはちょっと説明不足な感もあるけど
あれはあれでいいのかもと思う。
凛「今、幸せ?」桜「はい」の所も深く考えさせられる。