ジェームス・ボンドは草
史実とフィクションを織り交ぜてくる感じなのか。
うおー!!!そこで!ボンド!!!
アイリーン、重要人物になるだろうなと思ってたけど仲間になるとは思わなんだ。
大英帝国の醜聞ということで、リアル歴史と小説の上手な絡み方も良き。
そしてここで仲間となったアイリーンの新たな名前が、
まさかここでジェームズ・ボンド。
これはここからいろんな小説の登場人物が出てくる感じか…?
文書を巡る犯罪卿とホームズの高度な心理戦がアツい。
フランス革命の内容を踏襲しつつ、更にアップデートして実現しようとするモリアーティたち。共通悪、必要悪としての犯罪。それが文書の脅しがあったとはいえ英国政府と連んでる緊迫感がたまらない。歴史的な事象の解釈と脚本の繋げ方が面白いわ。
女優の命でもある髪を切って決意するアイリーン改めボンドがカッコ良すぎる。
いや、いい感じで来てたのに最後のジェームズ・ボンドは草生える。
モリアーティ側についちゃうのかぁ…。この話の流れだとしゃーないけど。
ロベスピエールが実は…ってのはうーん。個人的にロベスピエールあんま好きじゃないからかな。
いや〜シャーロキアン心がくすぐられる。アイリーン・アドラーという女性はホームズをオマージュしたいくつもの作品において、それぞれ微妙に異なるキャラで描かれていて、憂国のモリアーティではこういう風に敵側につくのかと興味深かった。最後のホームズの表情も良かった。
フランス革命という現実でも起きた歴史的事件を、ルルーシュエンドにするという改変の仕方もなかなか面白かった。ということは、モリアーティは全員の敵となったあとに最後に死を選ぼうとしてるのかな?
犯罪卿と取引するホームズ。もう捕まえられないな。アイリーンがモリアーティ側に行くとは。なんでジェームズボンド。
最後はそう来るかって感じ。とりあえず面白くはあるけど先に繋がるのかねぇ。原作未読だからわからんけど、単発でやってみただけのネタならちょっと蛇足かなとも思う。まぁ何ともいえんね。
1期では長男が活躍したイメージはそんなになかったのだけれど、やるなぁ。
アドラーは表向きには死んだことになり、名を変えてモリアーティ陣営に加わることに。
アドラーの男装姿が美しい…。
ジェームズ・ボンドと名乗るのは “んん??” となるけど (実写映画等のイメージが強くて) よく考えついたね、なるほど…という感じ。
アドラーは死んだが死んだとは判断していないし、死ぬこともないからこそ封筒と共に自分の想いも焼き切ったのかなぁ。切ないラスト。