出だしからぬるぬる動くし後半は作画荒れまで演出に加えているのホントすごいなぁとしみじみ思いつつ、かすみの眼鏡レンズの中であおいの回想流すの素敵な演出でした。
あおいちゃんも1年でかなり成長してるなぁ…というか作中ではまだ1年も経ってないのか…(;^ω^)
白團治役はさすがの江口さんのクズさっぷりが最高だなぁと思いつつ、自身から借金肩代わりするといいながら、らくだに聞かれたときに「払うもんか!」と答えちゃうまめたくんに大爆笑。
無事金の目途が立ったようで何よりですが、取り立てをあの手この手で躱す文狐師匠といい、師匠勢は割と人間性クズよなぁ笑。
皮肉である謎かけを謎をかけた本人目の前で解いちゃうわ、逆上した男に向けて壊れかけの本で応戦して仕留めちゃうわ、自分がきっかけで壊れた本を想って死にかけの男に敵意を向けちゃうわととんでも展開には大笑い。
唐突な誘拐からの戦闘展開に驚愕しつつ、手乗りタイガーならぬブラッディタイガーな先生はエロカッコよかったけど、結局なんだったのかなぁ。
金元さんメインのEDはエロくてよき。
部長さんの女子力の高さが冴え渡る…と思いきやの生焼けクッキー展開にほっこりしつつ、今回は商品の作り方が綿密に描かれていてめっちゃDIYしてるなぁと。面白い。
不徳さは救出組とギルドのエノメ親子に任せてキクル組は本格的な戦闘であったり、毒当てられたりと割とまっとうなRPGアニメだなぁと油断してたらまさかトキシッコの唾液接種シーンがあるとは恐れ入る。それにしても、割とシリアスめな展開なのにギャグが途絶えることなくテンポ良くってめっちゃ面白かったなぁ。ラストのキクルの作戦が気になるところ。
相変わらずモブ役に徹する主人公くん、ラストもその一環なんだろうなぁとか邪推しつつ、恋する乙女なシェリーちゃんと心境複雑なアレクシアちゃんといった対比も面白いなぁ。
アレだけ出ちゃいけないしか言わなかったのに、急に出て行ってもいいとか判断ブレブレだなぁ。しかも主人公ジュミの核奪われてばかりなのに、エメラルドを危険な外に出そうとするばかりか、「騎士になります!」って正気の沙汰ではない…笑
「敵が誰だがを見誤るな」ってセリフは心に響くなぁ。緊張ってなんなんだろうって思っちゃいました。あときくりの目線でボッチちゃんの才能がちらちら描写されるの期待高まるなぁ。
それにしても妹なり結束バンドの他メンバーだったり、チケットを捌けないんだろうと確信している様子がほのぼのしてていいオチでした!笑
トラウマこそあったものの無事青猫族を倒せたようで一安心しつつ、Aランク冒険者のストーキングはえぐいなぁ笑。ただ師匠の居た森の調査から帰還した後の行動なのが伏線になってそうで少し不穏だなぁ。
古来の言い伝えに近代の地震の恐怖をミックスさせながら完成度を研ぎ澄ませた世界観の一方で展開される熱い少年少女の恋物語というアオハルも同居した濃厚なテイストに仕上がっていてとっても面白かったです。
一番印象に残ったのはやはり地震のシーン。重低音を響かせまくるスタイルは出だしの宮崎の時には思わず体がビクッとなってしまいました。地震をテーマにしているだけあってスタートこそ宮崎でしたが、最後は東北の3.11まで織り込ませてくるあたり多少の批判も覚悟でリアリティーを追求したんだろうなぁと考えさせられました。
あとは、やっぱり時間の混在から同じ扉を開いた過去の自分との会合という伏線回収は熱かったなぁ。あの椅子を受け取った時からすべてが始まり、すべてを受け取っていたというラストは考察しがいがありそうですね。黒塗りの絵日記帳は少しホラーみがあってゾクゾクしました笑
細かいところですと、やっぱり鍵をかけるすべてのシーンにとてもこだわっていたなと。扉は2つの世界を分かつものであり、扉を開くことはそこから出ようとする始まりであり、そこの世界へ戻ろうとする終わりでもある。なんとも絶妙なテーマを選んだなぁと。
少し違和感だったのは、やっぱり主人公の鈴芽に優しい世界過ぎたのではと。愛媛の女の子であったり、神戸のおばちゃんだったり、芹澤くんだったり。芹澤くんは終始不憫すぎて面白かったですが。もっと違和感ない形で描いても良かった気もしつつ、映画1作では収まらなそうなのでどうしようもないか。流石にTVシリーズでやる訳にもいかないしなぁ。
個人的に聖地巡り好きなので宮崎スタートから東北までこの作品のルートをめぐってみたいなぁ。