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うーーん……。前には進んでる。進んではいるが、こう、おっさんの立場からするともう、悩みも恋もすべてがささいなものに見えて、うまくいってもいかなくてもまぁそれなりに頑張っていけばいいんじゃないですかね、という他人事感が相変わらず拭えない。すれ違い構造はわかったけど、時間の積み重ねを知らない視聴者の立場からすると何が好きなのかもわからないし、そんなに大して好きそうにも見えない。うまくいったらそれはそれでいいし、いかなくてもなんか別の相手と恋愛してそうだから別にいいんじゃないの、そもそもこの4人を、この4人で描く必然性も今のところ感じない。ごく自然でありふれたやり取りがこれまでも描写されてきて、この先もおそらくそうなのだろうが…この作品からしか得られないものが特に見当たらない。というかそれなりに人生を重ねると、これより面倒なことや理不尽なことがたくさんあり、それに悩んだり相談したりして乗り越えてきているわけなので、自分の人生を振り返った方が面白いまである…20歳ぐらいまでに見たら楽しめたのかも。

キャラクターたちも、基本的には自分が傷つかないことを第一にしていて、その範囲内で感情をすり合わせてうまく立ち回ることに終始しているように見える。自分が傷ついてもいいから何かに手を伸ばすとか、何かを犠牲にしても得たいというような熱量もなく、まぁ全員普通の人たちではあるけど、それが魅力的かというと全然魅力的ではないし、フィクションでわざわざ見たいとは思わない。

日常描写で頻繁にデフォルメキャラを挟んだり描き文字を多用する演出も、原作由来なのはわかるが、このトーンの物語とキャラクターの映像作品としてそんなにうまく機能しているようにも感じていない。作画演出劇伴等アニメーションで何か特筆すべき良さがあるわけでもなく、物語も主題となる感情の機微はもはや共感が難しく、展開として劇的なものもないとなると、なかなか楽しんで視聴することが難しい。

不味くはないのだけど、薄いおかゆみたいに感じる作品。



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