サービス開始日: 2024-10-05 (665日目)
異世界転生を題材にした1話完結系の不条理ギャグ作品。設定、展開、映像は斬新で、1話は結構楽しめた。しかしながら、その後はモノに転生→帰還→転生生活を振り返りながら女神との会話劇、という寸分違わず同じ展開を1話あたり2度ずつ繰り返し、あっという間に飽きてしまった。登場人物も主人公と女神の二人しか出てこず、会話もノリもワンパターン。もう少し転生の展開に変化をつけるか、登場人物を増やして会話劇に変化をつけるかしてくれないとずっと見ていくのはキツすぎる。4話の引きで別世界?の魔王が参加してきそうだが…ちょっと遅かったかな。。
色んな意味で結構躊躇なく次々ベタな手札を切ってきて、4話にしてはかなり展開が進んでる感がある。どうなるかは全然わからないが、この調子なら退屈はしなさそう。
凄く面白くできそうな素材は一通り揃っている(人物作画は微妙)ように見えるんだけど、展開がスローペースなのか、ずっとこの感じなのか。
今回とEDを照らし合わせたら、少なくとも一つは雛菊に関して山場があると思うのだけど…もう半分経っているし、それだけでは弱そう。複数の視点から、それぞれの事情と葛藤、その解消を多面的に描いてカタルシスを連鎖させるような展開が欲しいけど、この感じだと期待しすぎだろうか。
ずーっと10点満点で3~4点ぐらいのところを飛行していて、どこに違和感があるのかを考えたのだけど…
制度・舞台設定
・どういうリーダーを育てたいのか(目的関数)が曖昧
・学園やゲームのルールが恣意的で、妥当性・必然性が弱い
・育成実験としての仮説・検証サイクルが成立していない
・リーダー像・組織論の解像度が低く現実社会を踏まえていない
・結果として大人側(学園、ホワイトルーム)が無能に映る
→ システムとルールのハックをするならビジネスや政治の方がリアリティがあって面白い、わざわざ学園で謎のゲームで戦うという非現実的な設定にする必然性が感じられないし、成立する強度まで設定が練り込まれていない
人間観・人間性の扱い
・キャラが個々に行動原理を持つ人間というより、パラメータが多少豊かな駒程度にしか見えない
・合理に徹し、分析実行精度を上げた者が強いという価値観が揺らがず、その上での精度勝負に終始している
・感情や非合理、つまり人間性が論理に対する対抗軸とならず、単なる弱点として処理されている
→ 人間性を効果的にドラマとして扱っているように感じない、合理が勝っても良いが単なる精度勝負ではワンパターンに感じる
戦略・駆け引き
・やたら多い登場人物たちが、都度誰を選んで組むかぐらいの小さい話に映る
・局所的な読み合いに終始し、構造的な戦略が描かれない
・学園で好成績を取ったとして、どういうリーダーになって何をするのか不明なので誰が勝とうが興味が持てない
→ 勝敗の価値・カタルシスが薄い
チェスのような純粋な論理ゲームでもなく、現実の政治・ビジネスのような制度劇でもなく、人間ドラマとしての撹乱や非合理の強さもない。かといって、それらを薄くまぜあわせたことによる特有の面白さも特に見えてこない。結果として何もかも中途半端に感じてしまう。設定や舞台である程度リアリティラインが上がっているのだが、そのわりには色々雑で違和感ばかりが目立っている。
アニメ特有なのかもしれないが、キャラを気に入るほど深く描写もされていないので、うっすらした知り合いの集団が雑に作られたルール内で始終ごちゃごちゃ動いているな…別に誰が勝っても負けてもどうでもいいじゃん、という感覚が拭いきれない。
悪役令嬢をサポートする男側が主役という意味では新鮮ではあり、しばらく行方を見ていたのだが、やはりいつもの女子の妄想感あふれる貴族ごっこ中学生的な話が続く。オレと自称して1人でふらふらしてる高位貴族とか、集まってクッキーを自作しながら会話したり自分で掃除したりお茶を入れたりする高位貴族令嬢とか、おかしいと思わないのだろうか…
百合推しかと思って若干引き気味だったのだが、3話はまったく違う方向で親子の確執を四代にわたって描くもので、作品の広がりを感じさせた。このエピソード単体ですごく面白いかといえばそういうわけでもなく、各々が人生の概略を振り返るような形でわりと薄くはあるのだが、この薄く積み重なった一枚が作品全体としてどういう形をとっていくのか、最後まで見た上で評価したいとは思わされた。しかし、構成としてはかなり独特なのだが、原作は一体どうなっているのだろう…?
ソワネは総作監が全部揃えるより、各話毎の作画担当の色を出すことを重視する制作会社、とのことらしいけど…私はそこまでこの作品に思い入れがあるわけでも、すごく期待しているわけでもないのでこれはこれで興味深く見ているものの、そうじゃない人としては人物作画も背景作画も演出もここまで何もかも変えられると結構複雑ではないのかなぁ。オリアニなら好きにすればいいだろうけど、原作ありでこれやったらそら賛否強烈にわかれるわなぁ。
なぁ、これずっとこのままなの?永遠に家庭用に移植されたエロゲみたいな感じが続くの?やり取りはずっとワンパターンだし、なにひとつ面白くないんだけど…
うーーーん………。ある意味凝ってはいるんだよなぁ………。話はいまいちだしワンパターンだから切りたいけど切りづらい………。
レプリカ側からだと消えることにお互いあんまり悲壮感がないので、本人側の出来事や本人側からの感情がもうちょっと絡んでこないと設定が面白さにつながりにくい気はする。そのうちちゃんと本体側の事情が描写され、和解して違った葛藤が出来るとは思うけど、だいぶ先の話になりそう感…アニメ化範囲内でやるのかしら。まずはアキの方だけど、こっちは産まれてから時間も経ってないし、アキの存在の基盤がある意味で固まるためのイベントになりそうな感じ。
なるほど…単なるオムニバスなだけじゃなく、各登場人物が世代や血縁をまたいで少しずつ繋がっていて、そういう形で同じ人物が多面的に描かれるようになっているのか。これは回を重ねるごとに面白くなるのかもしれない。
なんかこう、偉人のチョイスやそれに対応する才能の設定がだいぶ浅い…。才能と人格の扱いが曖昧で「悪の才能」とやらで悪そうな人が悪者にされていて萎えさせられる。浅そうなキャラクターが有名人の名前で浅い才能を一発芸のように出しながら急に大量に出てきて戦っては死んでいき、本当にまったく面白くないし何にも興味が持てない。誰やねんこいつら。才能とやらの発露にリスクもなさそうで、単なる浅い芸の押し付け合いにしかなっていない。
4期1話から薄々感じていたのだが…WIT STUDIOに期待していたほどアニメーションが良くはない。3期との継続性を重視しているのかもしれないが、キャラデザやキャラ作画は確かに良くなっているものの、全体的な演出や劇伴、背景美術がそんなに。。あとはこの作品、一部を除いては淡々とした細かなエピソードの積み重ねが多く、そのひとつひとつは絵的に映えないことが多いので、アニメ化はかなり難しい類であることを再認識させられた。これは亜細亜堂もWITもどちらもそこまでうまく扱えてはいないと思う。1話の中で引きになるような映えるイベントが入らずに終わることが多いし、そのイベントについても感情的なクライマックスを作るような脚本や演出があるわけでもない。原作ではこれは、主人公が日常の積み重ねの延長で自然に行った出来事が周囲からするとどれだけ大きな意味があったのか、様々な第三者視点から心情をたっぷりと込めて描くことで効果的に補強しているのだが、アニメではそうしたものが些細な表情やカット、小さなリアクションでしか表現されていないので、原作未読の人にはほとんど伝わらず、のっぺりと淡々と進んでいるように感じてしまう。原作既読の立場からは、あれがこんな風になったんだな~と楽しめるのだが…