何という鬱展開。
九音も魂ごと消滅させられた。
で、満月は新月の願望によってマギアコナトスに作られた人形って。
水晶は前回のグランベルムにも参加していたし、事の核心に近いところまで知っていると。そして、自分が神に等しい魔術師になるためにどんなに悪辣なことをしてでも他の参加者を排除し、マギアコナトスに愛されている新月を倒すつもりだと。
九音が死んで、姉の四翠は生き残ったってことか……何という皮肉。
満月は生きてもないのに痛いと嘆いたけど、それはたとえ作られた存在であっても自我があることの証左。人としての自我があるなら生命存在の尊さもある。このことを水晶は認めていない(満月を人形としか認識しない)だろうけど、満月と新月は自我認識と存在の問題を乗り越えることが課題になりそう。