遠藤さんの葛藤を中心に作画から3DCGへ移っていくのか?という不安と対立が描かれて、ひたすら煽るタロウと何だかんだでまとめてしまうみゃーもり。自分は将来なにがしたいか分からないという悩みへの突破口となる体験になっていくんだよな。
この先、ずかちゃん… とひたすら同情を集め続けるずかちゃんに冒頭からフォーカスが当たるのをキッカケに5人それぞれの夢を確認して、みゃーもりは自分の将来の夢が分からないということに気づく。3話までのアニメ制作全体を捉えていた視点から、その中の人間のドラマを描くのに移っていくんだなぁと感じた。
無理難題を言ってる監督の(良く言うならば) "アツさ" は好きな方の人間なんだけど、振り回される方は溜まったもんじゃないというのもる… そういうのいったん置いといて、皆で意見交わしながら進むべき方向が見えてきて一体感が生まれた瞬間の演出としての "アルピンはここにいます" のシーンがすごく好き。
ところで、ワガママな監督に愛想を尽かして議論も個人批判に流れてしまうところを別の話題振りなおしてリセットするみゃーもりさん優秀過ぎやしませんか。
学生時代のシーンで5人を見せつつ華々しく始まってから一転、社会人になったみゃーもりのどんよりした表情に場面は切り替わって、突然始まるカーチェイス。メーターの描写は法定速度だけどジャンプしたりドリフトしたりとにかくハチャメチャで、みゃーもりが劇中劇主題歌を口ずさみ始めるのを聞きながらあぁなんか面白そうだ…と惹きこまれていく感じ。
まりちゃんが転んだSEとかえでちゃんの反応が妙にリズミカルで笑った。櫻子が駆け寄ってきた時の京子のとっさの動きが本物すぎて笑えないんですがそれは