サービス開始日: 2016-04-05 (3735日目)
信じて疑わなかった正義が実は独りよがりで誰かを傷つけていたのかもしれないこと、そして自分が何も知らない子供なんだという事実を突きつけられ打ちひしがれるレントン。エウレカへの気持ちが重なる。けどその少年の青さと純粋さがとても愛おしく感じる。
チャールズとレイも同じ事を感じていたのかもしれない。年頃の息子を持つのは悪くないって言葉、愛情に溢れていて心が温かくなる。
秋になり紅葉彩る背景美術が綺麗で良いです。子熊と礼子、当初は礼子の気まぐれに振り回されてた子熊ですが、すっかり彼女のいなし方を覚え、礼子の手綱を握るカカア天下のよう関係になっているのが面白いです。ぶっきらぼうな話し方といい、ボス然とした貫禄すら感じます笑。当初、カブを見せる礼子との約束に臆して教室から逃げ出していた子と同じ人なのかと目を疑います。カブ効果恐るべし。小熊が小さな椎を見誤っていたのと同様、小熊サンも実は大熊で僕が見誤ってたのかもしれません。ただちょっと人見知りな大熊さんなのかもしれません。
それから一高の教師の「困らせて欲しいのよ」というセリフ、とても先生らしい言葉だなと思い印象的でした。手がかかる子ほど愛着が湧くって言いますしね。
レントンとチャールズ、レイとの出会い。ゲッコーステイトを離れた事でこれまでの自分を客観的に振り返られるように。チャールズとレイとの間に感じる家族のような安らぎ。GET IT BY YOUR HANDSはカッコいいなあ。
エウレカのことで対立するレントンとホランド。これまでもホランドに当たられてきたけど、とうとう面と向かって反抗するように。二人ともエウレカを思っているのに、正直になれないホランドと何も知らないレントンはぶつかってしまうのね。そしてホランドの想いを知り、自分が何もわかっていなかった事にショックを受け悔しさを敵にぶつけるが、それは暴走と化してしまい。
一度だけのみんなでのお花見。まだ出会ったばかりで各々のキョリ感に慣れていなくてみんな初々しい。元気なクジョーやカイエの姿も。白豚姫の絵を覗き込むスピアヘッド一同の顔が揃ったシーンは、今となっては見ているだけでジーンとしてしまいます。
そして、またしても…。本作品、死に対して過剰な前振りや演出をせず、突然にあっさりとやってくるのが、物語を盛り上げるための装置としてだけ描くのではなく、きちんと戦争による結果としての死として扱っているという印象を受け、作品としての姿勢に好感が持てます。
そして、今回一番印象的だったのは、描かれた事よりむしろそうでない事。前回判明した真相に対するレーナの反応が全く描かれなかった事てす。彼女が知った事実は戦局に対する認識が一変する内容だったはずで、たとえジリ貧でも86に任せて2年戦線を維持すれば良かったものが、相手を粛滅せねば滅びるという自分たちアルバが直面する深刻な問題になったはずです。もはや一人のハンドラーの仕事でどうにか出来る問題でないはず。にも関わらず、前回から一月近く経つのにジェロームどころかアネットにも話していないようにみえるのは正直不可解に思えました。仮に話して誰も真面目に取り合わないにしても、今のレーナの人柄を考えればこの辺りの行動の描写はマストであったと思うのです。ここを描かないとなれば、今後、物語は世界全体を描く事はなく、レーナと86の関係性に閉じたお話として終始するのを示唆している気がしますが果たして。
原作未読。魔法や世界の謎はなかなかよく練られてて、徐々に明かされていくのが面白かったが、小説的な面白さというか、全体としては凄く地味で雰囲気もただ暗めの作品になってしまっている印象だった。
今期はそもそも題材的に映像化にあまり向いてない物語であった気もするし、アニメ化にあたり脚本構成や演出等魅せ方にもっと工夫が必要だったのではなかろうか。
発掘屋のおじさん。何も掘り出せなくても発掘をし続ける。引き下がれない。故郷に帰れない気持ち。しかしニルバーシュを見て目が眩み、発掘を放り出して盗もうとする。
「あの人はニルバーシュを息子さんに見せてなんて言ってもらいたかったんだろうか。」
レントンに歩み寄るエウレカ。発掘屋の事で塞ぎ込んでいるレントンから無下に断られ、苛立ちから閉められた扉を蹴るラストシーンが印象的。
酔っ払いニールがプロの仕事を思い出す。じっちゃんを思い出すレントン。
「楽しくなさそうな人の側には誰も来ないって。スマイル。スマイル。」
ギジェット良いこと言う。
ここ数話でアーキタイプの解明に時間を割いてますが、怪獣の出現や進化の原因であると共に、事態の解決のキーにもなりそう。また真相の解明が進むと同時に、事態が段々と深刻になっていきスリルや緊張感が増していく展開は、王道ではありますが上手に構成されていて満足度高いです。
それから、マンタを追っていた巨大水棲怪獣が海面から顔を出してジャンプするシーン、重低音の劇伴と共に巨大な姿をスローでたっぷり見せるのは圧倒されるような迫力がありゾクゾクして良かったです。
いつになくシリアスな展開で息を呑む。
いつもはあっけらかんとしているアロウの苦悶に満ちた表情が印象的。
果実を刈り取る、と言っていたがリンガリンドの人々を殲滅する事は神にとってどのような利益になるのだろう。エピタフ山が高くなることになるけどその事に何か意味があるのだろうか。神の正体と共に気になるところ。
この怒涛のテンポをキープし続かながら、次々にストーリーを展開させて飽きさせないのにはいつも感心してしまう。