うむ、ひどい出来だった。原作が好きだからいいところ探ししながら見続けてきたけど、やはりこのアニメ化は失敗と言わざるをえない。残念。それでもあえて良かった点をあげるならヤスミンが可愛かったとこかな。
チョコギリスさん、さんざん余裕かましてたからまだ何か策があるのかと思えばこれだけなの。そりゃここから一発逆転なんて無理にしても最後にもうちょっといいところ見せてくれるかと思っていたのに。ガエリオとのやりとりも半端に実はちゃんと好意は抱いていたんだよ的なことを言うよりも、最後までガエリオなんぞ歯牙にもかけないで自分の目的だけを見ている人物であってほしかったな。
なんだかやたらときれいに終わってしまったな。でも3期もあってほしい。
前期と同じく原作既読でストーリーを知っていても気楽にゲラゲラと笑って楽しめる作品だった。続編もあってほしいと期待。
そろそろ終盤だけあって盛り上がる展開が多いはずなのにどれもあっさりすまされてしまって残念。小鳥を突き放すシーンとか、江坂さん戦とか原作では好きだったんだけどなあ。
後半はいかにもここで一区切りするためのエピソードといった感じだった。
まとめ。内省的でうじうじした作品で好みに合わないのではないかと思っていたのだけど、意外なほど楽しめた。しかしやはり将棋ものというにはもの足りず、また今後もいじめ問題やら三姉妹の父親問題やらけっこう重い要素があるらしいのが心配。10月からの続きも見ると思うがどうなるかな。
篝が激昂するあたりはアニメオリジナル描写? なんにせよ原作でも瑚太朗が篝に恋愛的な感情を持つ理由はいまいちよくわからないんだよな。今回語られた居場所をくれるかもとか、MOONのあれを含めて考えても弱いというか、恋愛的な感情に結びつくかな? と納得がいかないというか。なのでそのへんは共感しづらいのだけど、危ない橋で利はないとわかっていて思い悩み苦しみながらも長居と朱音をこっそり助けるあたりなどは好感が持てていいんだよなあ。
それっぽい描写があったからひょっとしてとは思っていたけど、マジで子づくり実行済みだったのか……というぐらいしか見どころがないなあ。オルガにだけは背負わせない、みんなで話し合おうってこのやりとり、何回やってんだよ。
あれ、テラだと篝もこんな流暢にしゃべってたんだったか。すっかり忘れてた。幼女、というか、ちょっと成長した小鳥とも再会。このころの小鳥はつらい時期なんだよなあ。小鳥の個別ルートをやってるとそのへんがよくわかるのだけど、アニメでは一期でちょっと触れただけだったのが残念。
シリーズクライマックスのはずなんだけど展開の雑が露骨に目立つようになってきて素直に盛り上がれなくなってしまったなあ。ジュリエッタは生き延びたか。今後まだ何か出番はあるのだろうか。