まずは冒頭の足利高氏改め尊氏。一見穏やかな笑顔の裏に隠された悍ましさ・得体の知れなさが、わずか数分の中で色濃く表されてた。無数の目玉のシーンは原作でも中々気味が悪かったけど、アニメでもそれは健在、むしろより一層その気味の悪さが色濃くなってた。今後も尊氏の怪物ぶりが描かれるシーンがあるから今から楽しみ。そして今回からメインは人気キャラ・小笠原貞宗の登場。目の主張が強くて一度見たら中々忘れられないインパクトはアニメでもしっかり感じ取れた。自分の眼球を頼重の鼻に密着させたり、市川助房との眼球伝いの耳打ちなどのクセが強いギャグシーンも、原作の面白さそのままでとても良かった。ギャグとシリアス両方を担えるキャラだし、シリアス面でもかなり魅力があるキャラだから、アニメで初めて見る人は楽しみにしててほしい。今回もかなりテンポが良くて、キャラの掛け合いも面白かった。貞宗の弓の速さを現代の例で説明するシーンは、アニメではより分かりやすい形になってた。犬追物対決は次回で時行のターンが描かれるし、カッコ良いシーンもあるから楽しみにしてる。