今回は、さらさに掛けられる言葉たちが印象的な回だった。
突然リレーメンバーに抜擢されたさらさに対する風当たりの強さ。特に本科の聖がこわかった……。
役ではない素の自分を客に見せるのが不安、という点に対し、自分という役を演じよ、という里見様のアドバイスはなるほどと思った。
また、リサ先輩がさらさに対し、選ばれた者として覚悟を決めろと説くシーンもよかった。何事もそうだなあと思います。
リレーでは、愛のアドバイスを思い出して窮地を切り抜けるのもよかった。そして里見様がかっこいい。
しかし…… 舞台で観たオスカルが大好き!とその張本人の前で言ったのが抜擢の後押しになったとすれば、
さらさは相当持っていると思った。チャンスはどこに転がっているかわからない。
(さらさの不安に関連して、虹ヶ咲1期ep.08 を思い出す。スクールアイドルの場合、アイドルという役割を演じる自分だけでなく、素の自分もさらけだして、そのmixtureとしての、ひとりの桜坂しずくを見せるという着地点に至った。一方、格式高い歌劇団のスターは、舞台でなくとも、客の前では常に、スターという役割を演じる自分を見せなければならない。)