・一言で表すと「振れ幅がすげえな!?」って感じだった。クレイジーさや賑やかさとシリアス空気やしんみりさ加減がそれぞれ対比によって増幅されるというか。クレイジーさや下ネタが全面に出てるような部分は少し困惑してしまうけど、このアニメのしんみりとしているような部分は結構好きだ。キービジュアルのそういう空気が視聴のきっかけだったのでなんか嬉しい。
・ラストの本読んでるだけの場面を時間割いて描写してるのは英断だと思う。軽い気持ちで読み始めていつの間にか夢中になって、読み終わって「よし頑張るかー」ってなるまでの流れ、なんかすげえ分かるぞ…! 主観的な心情描写入れないで客観的な描写で表現しきってるところがすごく好き。
・一話から原作者脚本かーと思ってたらシリーズ構成なのか。メディアミックスって後出しジャンケン的なところあるけど、原作既読者は「"原作者自ら"原作をどう再構築するのか」って視点でも楽しめそう。
・弟、登場一秒から"実は妹です"感がすごいんだけど果たして…。
・可児ちゃん(って書くとイカちゃんみたいだな)の下ネタでテンション武装してる部分が取っ払われた時の感じがすごく好き。
・お酒を飲める人物が多いところは社会人主人公ならではの部分って感じだなあ(学生でも大学生とかなら飲めるけどまあ…)。お酒の知識は毎回出てくるのかな?
・他社の書名やテーブルゲームが実名で出てくるのすごく良い! 「俺妹」に言及してたけどクレジットにKADOKAWA出てたしそういうことでいいんだよね!? 創作物特有の権利的な配慮から来る架空の作品(パロディ)的なアレじゃないんだよね!? 作風とかにもよるけど、フィクションに実名で実在のなにかが登場するのって作品の世界が視聴者側の世界と地続きになってるような気がしてなんだか嬉しくなるよね。
・エピソード名の表示やウミガメのやり取りの画面みたいなやつ好きなのでもっとやってほしい。系統違うけど画面演出みたいな部分だと冒頭のシーンの文字がバラバラするところとかOPの主人公の姿がフィクションっぽく変化して元に戻るところも好き。
・一話から「全部最高!」って感じの作品ではないけど、好きな部分や良いと思うような部分が結構あるので「余力があれば」くらいの気持ちでマイペースに視聴していけたらいいなと思った。
Q.一行で/A.「カイカイ先輩、推せる(あえてこの表現を使う)。」
「眼鏡取ったらイケメンパターンかよ」「あの演説現実でやったら引かれるよね」 ……そうじゃないんだよ!!!!!!なんというかどっちも「アニメ的表現」なんだよ!!!!!!!聞いてもらってもいい!!!?!?話すね!!?!??
事前に「眼鏡を外すと本気が出せる(要約)」って言っててさ!!!!そこからのキャストオフだよ!!?!?ただ本気出すだけじゃなく「本気を出すぞ」って意志の表れじゃん!!!!!!そりゃイケメンだよ!!!!!!ちゃんと意志を持った上で本気出そうとしてるんだもん!!!!!!ビジュアル面じゃないよ心とか魂とか決意の表れがあるからこそイケメンに見えるんだよ!!!!!!!!「眼鏡外すと周りが全然視えなくなる」って説明で一瞬「あまり意味無いのでは…?」って思っちゃったけどそれでもなんか熱いものがあるなって思っててさ!!!!!なんでかなって考えてみたけどそれってやっぱり「身体に支障をきたすようなことをしてでも俺は本気を出すぞ」って部分なんだよ!!!!!それこそ能力者モノの登場人物みたいな「目に見えて劇的な代償」って訳ではないけどさ!!!!!自分なりの代償を払ってでも本気出そうとしたし実際本気出して事に臨んだんだよ!!!!!格好良くない訳ないだろ!!!!!!!いい加減にしろ!!!!!!
(一旦落ち着きます)
演説について。「実際にやったら引かれる」って、逆に言えば「アニメこそだからできること」だと思うんですよ(ろくろを回しながら)。このアニメはきっと「作中人物がアニメを語るアニメ」でありながら「制作者側がアニメを語るアニメ」でもあるんじゃないかなーと思いました。
「アニメ(オタク)あるある」だけでも成立する話だと思うんだけど、そこに対する「物語要素」ないし「お約束的フィクション要素」の混ぜ方が上手い。「生徒会が敵に!」「部活存続の危機!」「なんやかんやで解決!」っていい感じにフィクションのお約束じゃないですか。絶妙な分かってる感!繰り返しになるけど、作中人物は「部活動を通してアニメを語っている」けど、制作側の人たちは「作品を通してアニメを語っている」んだろうなって思います。
…ふつーに全体的な感想を書くにはあまりにも文字数が足りなくなってしまった…。
(昼ごはんのところ)見てるこっちまで泣きそうになるほど辛い場面で登場してきてくれる先生の安心感! 「落ち込んでる時に冷たいもの食べちゃ駄目」っていうのなんかすごい分かる…。
3話視聴&感想投稿ついでに下書きだけしてた2話の感想を追加。
・二話で「名作アニメとは『面白いアニメ』」って言い切るのすごくないですか!? これ最終回で初めて辿り着いてもいいところじゃないですか!!!!! すげえ!!!!!!
・アオイホノオみたいに実名出して作品語りできないことを逆手に取ったパロディの応酬がなんというか知識検定よーい! って感じで実に「オタク向けアニメ(ジャンル名)」って感じでとても対象層ハッキリしてる感じでいい感じ(感じ感じ言い過ぎ)。
・あの、カイ君の扱われ方がすごい好きなんですよ(ろくろを回しながら)。演じてる系の「厨二病キャラ」ってわりと戸惑われたりウザがられたりするのが定石っていうイメージあるんですけどこのアニメはそうじゃないんですよ、厨二病キャラが「そういう個性の人」くらいの認識でメインキャラたちに接されてるんですよ…! 「結界張らなくていいの?」のところも厨二ムーブかましてるからイジられてるとかじゃなく彼が他のことしてても「(話し込んじゃってるけど)作業に戻らなくていいの?」って言われそうなところがこう、良いと思うんですよね…。
・眼鏡ー!!!! リムー!!!!!!!!(興奮) にわかメガネスキーなので何が正確な描写だとかあまり知らないんだけど眼鏡キャラの眼鏡に個性持たせてるのすごく良くないですか? 良い。今後アニメにおける「眼鏡キャラ」の話題が出たりもしそう。ここまで書いて「(眼鏡の部員に対して)いいじゃん! 眼鏡取ったほうがいいよ」「やめなさい! 眼鏡キャラから眼鏡(本体)を取ったら人間しか残らないのよ!」的な会話出そう。
・「○○なアニメは名作」のところで一通り挙げたあと「じゃあ新しい名作アニメの法則について考えてみよう!(ッカーン!」って言い出したらてさ部が始まるな…とか思った。特典映像とかで中の人にそういうことやってほしさある(自分がアドリブアニメに飢えてるだけかもしれない)