サービス開始日: 2025-12-07 (55日目)
なんて事ない幽鬼の1日を描写した1話。演出が非常に凝っているとは思うが、凝りすぎて説明不足。防腐処理とか初見は?だろう。引きのアングルで顔のっぺらぼうの作画は珍しいと思った。あと目の周りの作画コスト高そー。これからどうなるのか、99回クリアする目的とかちょっと気になる。断章形式なのも、十分伝わってはくるが...いかんせんアニメという映像が連続する媒体なので、小説のようには行きづらいだろうなーと考えてみたり。
ラストライブも良かったし、その後のアンコールがop展開もアツいが、全体としての構造に問題がある。
ラブライブ!というタイトルの割に、ラブライブである意味がないのではないか?
このアニメほぼ全てはvsアライズで構成されており、ラブライブの利点であるはずの、全国各地のスクールアイドルが集まって競い合うという点が全く活かされていない。審査方式の50グループが順番に披露していくというのもどう考えても後ろの方が有利であって運営側が非常にバカであることが露呈しているようで残念。
そもそも、μ'sをやる目的は、「やりたいことをやる」だったはずで、決してラブライブで優勝したいではないはず。その割にメンバーはずっと勝ちたい勝ちたいしか言わず、かと思えば本気で勝ちに行くために他チームの分析はする様子もない。
究極的に、目的は置いといても「競争」というものを舞台に作品が展開しているにも関わらず、競争に不可欠である「相手」に向き合うことなく、μ's内で作品が完結してしまっている!(なんとライバルのはずのアライズでさえも掘り下げが十分でない‼️)
それは作品の演出にも現れている。今回の12話でラストライブを行い、13話では他のグループを全部かっ飛ばして(それはいいにしても、優勝シーンすら映さず)卒業式シーン。遡るとスノハレのときもそうだった。アライズがおそらく新曲でなかったこともあるだろうが、スノハレを踊ってエンディング。なるほど、とても感動的だと思うが、しかし同時に傲慢でもある。μ'sが仲間内で悩んだり色々あって、最終的に全力を尽くして歌い踊ったから、優勝あるいはアライズへの勝利は当たり前ということか?「みんなで叶える物語」にあるように、親しみやすさが憧憬に打ち勝ったということなんだろうか?それにしては、対比構造がストーリーの中であまり強調できていない。
タイトル厨の私からすると、ラブライブ!をそのタイトルでたらしめる根拠が希薄という印象を受けた。ただし、泣けたり感動したりするエピソードや要素は多く、奇妙なちぐはぐさを感じた。
結局卒業という区切りをしっかりとした締め方にしなかったことに不満はあるが、その前の、屋上でやり遂げた穂乃果のシーンが泣けたので良い。