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とても良い

異なる家族が一緒になる過程で、子供が家族を目指すわけでも恋の兆しが生じるわけでもなく、他人のままに互いの気が休まる妥協点を探ろうとしているのかな
その意味では悠太も沙季も自分が暮らしても良い家を探している。それを相手との関係の中に見出そうとしている

同い年の異性が家族に成るフィクションのような展開はけれど二人に興奮を覚えさせないのが印象的
一方で何も思わないわけではなく警戒は有る。だから試す発言をして相手の人間性を探っている。相手の居る空間が自分にとって安らげる場所と成るかを見定めようとしている

それでも同じ屋根の下に入ればどうしても緊張してしまう。それを和らげる一歩目が敬語の停止かな
通常、家族同士で敬語は使わない。敬語を使うならまだ相手を同居人と認めていないようなもので。だからちょっと背伸びをしても悠太は敬語を辞める必要があったのかな。仮初でもその瞬間に二人は家族っぽく成った

悠太はシニカルだけど冷淡ではなく、沙季を受け容れようとしている
その象徴がお風呂の温度やらノックの強さやら。直接聞けはしないけど、不快にならない領域を探っている
沙季の側の迷いも印象的。今は押すべきスイッチが判らない。でも試す内に判ってくる
今は扉を安々と越えられない二人がどのような擦り合わせの果てに丁度良い関係と成るのか気になる第一話でしたよ



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