千夏との接触は大喜に敗退のショックを忘れさせるけれど、代わりに彼女へのもやもやとした感情を残すものに
何かを期待せざるを得ない接触。けど実は何も無いかもしれない。あやふやな状況は大喜の目標が中途半端な状況になってしまった事も影響しているような
インターハイへは行けなかった。期末試験も終わり、夏休みに入る。そのような状況では恋から目を逸らすものなんて存在しない。だから大喜は千夏への恋愛感情に振り回されてしまう
一方で千夏の側も感情に振り回されている素振りが見えるのは面白いね
不意に接触した際は大喜を突き放すかのようにあっさり身を引いた。あれは傍から見ればラブコメのようなワンシーンと思えるだけにあそこから恋が始まる可能性まで頭に浮かんでしまう
でも千夏はシンプルで無いという。大喜の父が彼女の考え方を真面目と評したように、千夏はいつだって大喜の家に居候している事実を重く見ている。だから恋愛感情に揺らいでしまうを良しとしない
千夏があの件を忘れようと言い放ったのは彼女にとってあの家で過ごす中で大喜との過度な接触は不要だという話。きっと千夏にとって異性としての大喜は自分を惑わせるものなのかな…。彼女はバスケの為に猪股家に住む決意をしたわけだから
でもバドの大会が終わってしまった大喜は彼女と同じ心地で居られない。ここに来て大喜と千夏の目標地点の違いが強調されてくるね
恋愛感情に振り回される大喜と千夏、それを近くで見せつけられる雛
恋愛と部活動が複雑に織り成す物語はこれからどう展開して行くのだろうね?