毎朝一番に会いたい人がいる──
中高一貫のスポーツ強豪校・栄明高校に入学する、男子バドミントン部の一年生・猪股大喜。
大喜は毎朝、朝練で顔を合わせる一つ上の先輩、鹿野千夏に恋をする。
千夏は女子バスケットボール部のエースで、校内外問わず人気の高嶺の花。
部活に恋に勉強に、大喜にとって忙しい高校生活がはじまる、そんなある日──
作画、演出、音楽、声優さんの演技、全てにおいて文句なしの最高のアニメ化だった。原作の良さを最大限に引き出し、その上でアニメならではの演出や動きを取り入れていた本当に素晴らしい作品だった。
作品が持つどこまでも青い青春の爽やかさ、瑞々しさ、眩しさが完璧な形で表現されていて、原作の雰囲気を損なうことなく、むしろさらに良さを磨く形で映像化されていた。原作にはセリフなしで、表情のみのコマや目が口のみをアップで写したコマが多いけど、アニメにおいてもその部分をしっかりと丁寧に描いてくれていて、シーンの1つ1つでキャラの心情が読み取れるようになっていた。作画のレベルも高く、原作の名シーンをアニメでも完全に再現し、さらに綺麗なものになっていた。スポーツのシーンもしっかりと描写されていて、特にバドミントンの試合シーンでは熱量やキャラの力強さが伝わってきた。
アニメ独自の演出も素晴らしくて、特に雛に関連した演出は見事だった。6話や24話の演出が特に素晴らしく、雛の心情や恋愛の結末がより印象的になるように工夫が凝らされていた。雛関連の部分だけでなく、19話の大喜と千夏先輩のライブ鑑賞シーンでの「渚」の曲を使った演出もとても良かった。
OP,ED、劇中bgmも素晴らしかった。特に1クール目OPの「Same Blue」は見事だった。凄まじく美しい映像は勿論、四季を表す単語を含んだ歌詞や変拍子によって青春の疾走感を表現していた。アニメの歴史に残るOPだったと思う。劇中bgmも良い曲が多く、特に18話の大喜vs遊佐くんの試合シーンは音楽がより感動と緊迫感を生んでいたと思う。24話の大喜と雛のシーンも印象的で、あのシーンの切なさをより一層引き立てていたと思う。
声優さんの演技も最高で、メインの大喜、千夏先輩、雛は勿論、どのキャラも声がつくことによってより魅力的なキャラになっていたし、心を込めて演じてくれていたし、見ているこちらの感情を揺さぶる素晴らしい演技をしてくれた。
原作を見てきた人間として、ここまで素晴らしいアニメ化をしてくれたことに心から感謝している。アニメ後の内容からもどんどん盛り上がっていくから、ぜひ2期をやってほしい。見たいシーンがまだまだ沢山あるから、そのシーンをアニメで見れることを楽しみにしている。
雛が一番かわいい
3話まで見たが、すでに読んだ原作の展開を忠実になぞっているので、今後の展開はすべてわかっている。映像、音楽、演出のレベルが高く、どの水準でアニメ化されたのかは理解できたが、今後の全エピソードで同じ感想しか出なそう。2度見たいほど好きな話やキャラではないので、残りは特に見なくて良いかな…。原作のキャラや展開が好きなら素晴らしいアニメ化だと思う。暇なら最後までながら視聴することはあるかも。
手抜きや低品質のアニメが多い中、いい仕事してる
OPの髭ダンの歌詞には少し期待ハズレに思った。
(プリテンダー も全く共感できなかったが、)
CMのように「青春」、「恋」をイメージさせる言葉を並べただけのような。
春夏秋冬を無理やり押し込んで、季節の中でというのもちょっと…。
「走るように恋をしている あなたという季節の中で」って、耳触りはいいかもしれないが…
一方EDは鼻声でほぼ聴き取れない。
どちらもアニメソングらしいというば、そうかもしれないが。
OP変わったが、今度の片想いソングも女々しくて無理。「然らば」もナゾ
苦戦してるから予算でもケチったのか、画の質も落ちてきてる。
そして2クール中盤で展開に飽きてきた理由がわかった気がする。
スポーツを題材にしてるのに、駆け引きなど種目の魅力は引き出せない。
ただ、上達した、頑張ってる、勝った、負けた、だけでは、スポーツに頑張っている感じは出ない。ヒットしたスポーツ系アニメとそこが違い、恋愛に極振りしている。
告白イベントもあったというのに、いたずらに全員を片想い状態に置いたまま、さすがに引っ張り過ぎ。
20話も超えて、新キャラ投入でマンネリ展開に変化をつけようとしているのだろう。
だが その程度で、マンネリを通り越し閉塞感の域に達した展開は救いようがない。
スポコンなのに スポーツそのものには明るくないのか、解説的駆け引きもなく 成長要素が希薄なのが、飽きさせる原因だろう。
ウジウジ、モジモジ展開のみで、2クールはさすがにしんどい。最後まで我慢してみようと思ったが限界。
リアイアする。
思春期のどうこうとか書きたいことは伝わってくるけど面白みに欠けている。
自分は恐らくターゲット層じゃないんだなと思った。
作者が描きたいことはわかる。
思春期にありがちな葛藤、ドキドキポイントなどもちゃんとおさえてあり、ほかの皆さんが絶賛することもわかる。
だが、視聴者である私(おっさん)の感性が死んでいるので面白さが刺さってこない。
酸いも甘いも噛み分けた中年おじさんには少し毒が足りない。未視聴で1週明けて後見る気が続かなかったので、8話で視聴中止。
9話まで見てすべての評価が1段階下がった感じ。平坦で淡白なストーリーも、やたらとナイーブで雑味のないキャラも私には面白みを感じずに合わなかった。ただ、好きな人はとても好きだと思う。