夜鷹への宣戦布告、夜鷹と司にはかなりの実力差が有るんだろうなとぼんやり思っていたら、実力云々以前の別世界レベルだった……。よくもまあ司はオリンピックメダリストを前に啖呵を切れたな…
ただ、彼の過去が描かれた事で見えてくるのは彼が挑戦を辞めなかった人間であり、辞めそうになった時も誰かの応援によって道を切り開けた人間である点か
だから望みが有るなら勇気を持って踏み出す必要も、人は人に助けられて挑戦を続けられるとも知っている。それが無謀な挑戦にも見えるいのりを支えるコーチングへと繋がっているのだろうね
初級の大会が終わった夜に1級の大会を志すいのりは凄いね。しかもその理由が焦りというよりも慢心せず成長する為なのだから尚更
いのりが大人に対して意見表明できるようになったのはいのり自身の成長も有りつつ、やはり司への信頼も強いのだろうな。ならば気になるのはそんないのりが信じる司はどのような成長を遂げて今に至るのか
そうして明かされた彼の過去はいのり以上の難行に溢れ、同時に人の温もりを感じられるものだったよ
やんわりと諦めろと諭す大人達の中で加護一家は様々な面で司の後押しをしてくれる存在。司は一家からの支援を幸運と捉えていたけど、芽衣子にとってはあの瞬間に司と出会えた事こそ幸運だったんだろうと思える
あの時、司は加護一家から応援される存在になった。ただし、司にはその応援が一方的に思えるから、彼らに頼るを良しとしきれない
そのような片道の応援に見えたからこそ、加護一家にとって果敢に挑戦を続ける司の姿に救われていた、彼を応援する行為はwin winだったと知れたのは良かったな
思えば、のぞみもいのりが必死に滑る姿を見て応援する気持ちと大変だけれど楽しい日常を手に入れていた。選手を応援する行為は応援する側にも得が有る現象なのかもしれない
挑戦する司を見て芽衣子が救われる過去があって、今はいのりを指導しつつ困窮する彼を見て再び手助けしたいと加護一家は考える
また、軽やかな滑りを見せるいのりを見て司が感銘を受けた過去が有って、今の司は指導と云う名の応援をいのりに向けている
応援は一方通行ではなく双方向。そう思えばラストにて一緒に優勝の喜びを噛みしめる2人の姿が今回のテーマを象徴していたのかも。実際に滑って優勝したのはいのりだけ。けれど自分事のように喜ぶ司の姿から、選手の頑張りは関わる人全てに喜びを与えるものなのだと思えたよ