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とても良い

前回終盤の流れを見た時は司による「ノーミスなら優勝」との指導がいのりのプレッシャーになるのではないかと不安だったのだけど、あれは別の効能を生み出したようで
演技の中でいのりが実践したのはいわば完成された滑りの再現。司の教えを滑り方に活かし、失敗しそうな局面も司の演技をトレースした
それは現状の最高値から外れない素晴らしい滑り、それがノーミス。故にノーミスより高い景色を目指した絵馬が優勝を掻っ攫うのは当然だったのかもしれない

いのりの演技には何も悪い点なんて無い。いのりと司というバディが作り上げた完成形と判る
対して絵馬の演技はこれまでを超えるもの。いのり・司に対して絵馬・蛇崩間のコミュニケーションが過度に秀でていたとは思わない。けれど、思うように実力を発揮できなかった絵馬を優勝台に立たせようと、不遇なこれまでを卒業させようとする蛇崩の教えや同級の者には難しい構成を組み込む絵馬の気概からは明確に現状以上へ羽ばたこうとする強い意志が感じられた
いのりは絵馬に負けたと云うより、現状の己に負けたと言える

だとしたら、故障から練習中断となった事はいのりに練習以外の時間を与えるものと成るような
練習すれば先行する同年代に追いつけるなんて考えは、これまでの積み重ねから飛翔し優勝を手にした絵馬によって否定された。そもそも他の競技者達だって練習に練習を重ねている
なら、いのりが勝利を手にする為には練習だけじゃきっと足りなくて。銀メダルを前にいのりが新たに掲げた考え方、今回の大会で出会った強者達、またテレビに映り込む高き場所にいる光…
様々を吸収できた今大会、そして練習が制限された時間はいのりに通常の練習では手に入らない何かを手にする期間となりそうだ



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