前回とは違い冒頭から視線の先が明示されているのだが、では繊細で奥ゆかしい情緒が描かれていないか? と言うと全くそうではない。むしろその描写の厚みが故に「私もだよ」という一言が計り知れない重みを持つのだ。何と反応されるか分からないコミュニケーションの普遍的な不安、それを十分に共有したからこそ、この言葉に途轍もない愛を感じられる。
銭湯の場面、時々眼鏡だしやや近視なのか目を細めるたまこが珍しい表情で良い。
・今回の主人公はクール?な朝霧さん
朝霧さん、すごくいいキャラでしたね。
一見クールで無愛想なキャラなのに、実はたまこと仲良くしたく思ってて、トイレでひとりお礼の言葉を練習したりしている。
少しずつ近づいていくたまこと朝霧さんの関係にニヤニヤしてしまいました。
・星とピエロのご主人は空気を読む天才か?
毎回出てくる喫茶店のご主人、すごいですよね。
その回のメインキャラに対し、難解な言葉と音楽でエールを贈り続ける。
なんとなくプリティーリズムADの純さんを思い出しました。
・愛され主人公たまこ
とにかく愛されまくりな主人公であるたまこ。
今回のメインキャラである朝霧さんはもちろん、もち蔵やみどりなど、いろいろなキャラに愛されています。
それがイヤミにならないところが、たまこの良さです。
内気だけど自分を変えるために頑張ってる朝霧さんにとても好感。
銭湯でたまこが目を細めて朝霧さんの肌を見つめるシーンすき。
クールなあの子の話が丁寧でウマイ