神門とのシーンは、感情をぶつけ合う派手さじゃなくて、理解と肯定が静かに交差する瞬間だった。言葉数は多くないのに、「ああ、この関係はここまで来たんだな」って腑に落ちる。ああいう場面って、作り手が登場人物を信頼してないと描けない。
無陀野の墓参りも同じ。
勝利でも救済でもなく、残った者が背負って生きていく覚悟の描写。派手な音楽も演出もいらない、ただ「生き延びた人間の背中」を見せるだけで、ちゃんと終わってくれた。だからこそ「良い締めだった」って言葉が自然に出る。
重た過ぎない会話で余韻を残してあるのも良かった。
最終話。四季のスライディング土下座にくすりとした。
暴走した時に全裸になったのが仇になって体を知られる四季かわいそす。
今まで緊迫した展開ばかりだったから癒やされるなぁ。からの皇后崎くんの言葉がいいな。
神門の言葉あったから四季は無事でいられたんだろう。言葉が通じ合えてよかったよ。
京都から始まった第2クールも一区切り。
Cパートで墓地。これ以上、無蛇野先生のタトゥーは増やさせたくないね! 2期決定おめでとう!
よく生きてたなぁ。
神門は桃の良心だなぁ。思い込みが激しくて騙されやすかったのが危ういけど、今回のことで四季とは絆が生まれただろうし。
確かに、鬼の暴走化は危険だけど、鬼はそれを望んでないし、その問題を課題にしている。そのことを桃側が汲んで皆殺しではなく、共通課題にする……というあたりが話し合いの落とし所かな。話し合いを実現するまでが大変だろうけど、神門が協力してくれそうで
はあるね。
鬼神の力を使い過ぎれば早死にするので、素で強くなる必要があるという目標ができたところで〆。
設定上、鬼を題材の中心に据えている時点で、類型的鬼滅の刃の亜種という感じがして、学園物要素は青エクかなぁとか、鬼が血を武器にするのは鬼滅の血鬼術からの設定拝借だとか、つぎはぎ感はあるものの、キャラとストーリーはそれなりに独自色があって、楽しめた。
残忍な煽りキャラを敵に持ってくるパターンは多少安直とも思えるし、煽りキャラが死ぬときに背景情報を出して説得力を持たせようとするのも、鬼滅の二番煎じ感があるとは思う。けど、そこよりも取ってつけたように出す背景情報に説得力がほぼないことの方が問題だと思う。倫理的な一線を大きく越えると、後出しでどんな事情を付けても情状酌量の余地がなくなる。
唾切も桃巌も、最期に倫理的な後悔や反省の弁はなかった。これも事情が説得力を欠く原因の一つだと思う。つまり、キャラの掘り下げ方が甘い。
み~んな無事でめでたしめでたしと。いやはや面白かったですっ!