美しき謎学園。建物の構造からして謎いけど、キレイ。こうした別世界感ある学園の造形は後の作品に影響を与えているような気がする。
まどマギの学校とか、物語シリーズの学校とか、ってぜんぶシャフトじゃないか。それはさておき……。
お話はTV版の再構築っぽいが、映画版の広い画面はそれだけで魅力的。なにより、現代のテレビのアスペクト比にきれいに嵌ってくれる。
薔薇の花嫁をめぐる決闘は、今となっては水星の魔女っぽいと言われてしまいそう。TV版と違う髪型のウテナとアンシーが決闘の時にテレビ版のような髪型になるの好きです。
逃走劇、当時の最新技術を駆使した表現っぽい気がしました。そして、悪の親玉ミッチーが実写映画やドラマと同じく、いつものミッチーだけど、やっぱりいつもの通り好きな演技でした。情けない役をちゃんと情けなくこなしていましたね。
アマプラで18+指定だったんですけど、全裸とか性的な仄めかしがあるからでしょうか。そうだよね、きっと。
TV版より抽象度が高く、絵がきれいで、よかったです。
(逆にTV版は影絵少女みたいな隘路の要素が多々あるのが楽しくて好きなところ)。
かなり好きな映画です。
テレビアニメを全て見てから視聴。
要所要所で斬新さに驚きながらも、美術と演出の美麗さに圧倒されてしまった。
あと、劇場版の輪舞でようやくはっきりと「輪舞はアンシーの曲なんだ」と気付いた。
それでようやくちょろちょろとだけしかわからなかったウテナの魅力を全身で浴びれたような気がした。
二人が離れるシーンや外の世界に出ていくシーンでテレビアニメを思い出し、『ああ、これは、ウテナを救えなかったアンシーが救われる話なんだな』と。
でも、色々な捉え方が出来るなとも思った。
テレビアニメでのアンシーの意識の中を描いているようにも(暁生のキャラクターデザインがディオスがそのまま成長したような細身であったり、空に浮かぶお城が実際にあったり最後は正位置で描かれていたり、テレビアニメで違和感のあったものたちがストレートに描かれているため)
テレビアニメの未来のようにも(テレビアニメよりも近未来的描写が多く、全員が少しずつ違った姿をしているからこそ)
生きながら死んでいる人たちを集めた世界のようにも(劇場版では所謂王子様ポジションであった人たちに確執と同じぐらい未練を持つ者が多い)
考察がたくさんあるのも頷けるぐらい色々な含みがあって、これは後世に語り継がれているわけだなと感じた。
ただ、これだけははっきり言える。
コメディリリーフのチュチュと七実がいないと寂しい!!!!!!!!!
死ぬほど美しい
パワー高いですよね
音楽と絵と効果の重なりで引き込まれる
画面構成が整然としていて美しかった。花嫁は髪下ろしてた方が圧倒的にかわいい。お兄様が棒読み。映画は男がほとんど脱がなかった。多分代わりに女子が脱ぐから、男まで脱ぐと収集つかなくなるんだろうなとは思った。
テレビ版のパラレルワールドというのが近いか。登場人物の過去や関係はテレビ版と異なるが、ストーリーコンセプトは基本的に同じ。内容が整理されていてより分かりやすいものになっている。
ラストのカーチェイスは流石に驚いたが良い終わり方だった。
七実牛は癒し
何とも評価しにくい一作。はまりこんだ人向けなのだろう。テレビやもろもろ追えば分かるだろうか。
ED曲にびっくりして本編の内容飛びました。