サービス開始日: 2021-04-10 (1334日目)
舞台「TRUMP」シリーズの派生アニメ
初めての試みとして制作され、内容としては「グランギニョル」の続編という立ち位置
シリーズ履修者に精神ダメージを負わせる内容に仕上げた結果として、詳細な説明なしにキャラや用語を次々出してシリーズ初見を置いていってる印象は正直否めなかった
舞台シリーズへの誘導が……ろ、露骨……!
作画は危うい場面はあれど大きい崩壊もなかったし、新規キャラクターも魅力的だし、音楽も相変わらず耽美でよかった
ここからTRUMPのアニメ化するなら評価がまたガラッと変わりそうな気がする
……ので!TRUMPのアニメ化お待ちしてます!
◆シリーズ履修者としての感想
贔屓目を無理やりなくして評価した結果、辛口になってしまった
自分にとって近々の作品がヴェラキッカということもあって、思ったよりも穏やかに進んだので「そこまでじゃないかな」と思った自分をね、ちょっと殴ってやりたいですね
ジュラスの正体が明かされた辺りから悲鳴ばっかり
特に終盤にかけては本当に結構なことやってくれやがりましたわ
グランギニョルのときも思ったけれど、独立した作品として出来上がっているのにも関わらず、他の作品を見ていることで見え方や感じ方が変わるのがシリーズの醍醐味であり悪趣味な作りだな、と
ここからアレになんの人の心がないよォ~~~!!!
デリコズ・ナーサリー単体で見たらとても穏やかな終わりでよかった……よかったけども……!
一方でシリーズ履修者がずっと泡を食う情報量
成長した子供たちの姿見せてくれとは言ったけど、繭期を抜けた先を見せてくれとは言ってねえ!!!!!!加減しろ莫迦!!!!!!
しかも、青年ウルのCVにマリーゴールドでウルを演じていた土屋神葉くんを持ってくる凄い采配
青年期のCVがめちゃめちゃ豪華なのに霞む よくないよ
BGMの『愛という名の呪い』のアレンジバージョンなどにも心をぐちゃぐちゃにされてよくわかんないことになっていた
※相変わらず後半で舞台のことに関して触れています
このままライネスかからずに終わるのかなと思ったけどそんなことなかったぜ!
テオドールやケイトが死ぬとか安直な最悪の想像をしていたのもあるけれど、グランギニョルの続編という立ち位置の作品でシャドもしくはクラウスに対して流すのか……と意外に思ってしまった
最終回、予告見てると穏やかに終わりそうだが……どうだろう?
シリーズには最後にとんでもない事実明かした例も最後は比較的穏やかに終わった例もあるからなぁ
個人的には今やっているCOCOONのコミックスに繋がる演出(成長した子供たちの姿)とかがあったら嬉しいかも
▼以下、TRUMP中心に舞台に関してのネタバレ
このライネスってコラプスの引き金だからじゃなくて、TRUMPにまで及ぶ長い長い過ちなのかも?と思ったらちょっとしんどくなってきたな
メリーベル(ルルミナ)が作ったネブラ村で育ったシャドが、クラウスが心の奥底にしまっていた星を暴き出した結果、巡り巡ってメリーベルの子孫であるソフィを絶望させたのだとしたら描写としての趣味が悪すぎる
ラファエロとウルとダリ、それからアンジェリコとゲルハルトにも降りかかる話なのもなぁ……
しかも、そのおかげでクラウスは星に手が届くから、シャドがしたかった復讐も果たせないんだよな
やっぱり末満おじさんの血って緑なんだ
個人的にライネス流すタイミングや印象的に第二がありそう?と多少身構えてはいるけどまあこのままの流れ考えるとないだろうな
強い人間が負けたらイカサマだと思いこんでついでに自分の企画頓挫の原因を押し付けて八つ当たりもするのクソ厄介オタクで草
ペガサスが悪いよ~ペガサスが~
※後半で舞台のことに関して触れています
ダリ以外もウルの泣き声が分かった、あの瞬間こそ三人にもナーサリーに意味があったと感じられる瞬間だっただろうな
グランギニョルを踏まえるとウルが「希望」なのは本当にたまらないものがありますねぇ
▼舞台シリーズ(SPECTER中心)のネタバレ
シャド関連は本当にシリーズものの良さが出てる
ローザがシャドを内側に入れなかった結果、アニメでのシャドがずっとネブラ村事件の関係者でありながら「真実を知らない部外者」だから、あんな近くにいてもノームやヒューゴ以下なのがグロい
しかし、認知の外まである村にいる、死にたくない女から要らん捧げものつきの懇願されてドン引きして突き放した結果、全方位から主犯のレッテルまで食らうクラウスの立場よ……
他作品を知っているとよりニコニコ出来る
ようやくシリーズものとしての面白さが強くなってきた
お父さんや双子と対峙したときにテオドールに色々言う幻は……もういないんやなって……
本来の繭期が来たらテオドールの症状ってどうなるんだろうな? 克服なのか、軽減なのか、それとも対処方法を得ただけとして見るべきなのか
8話で都合のいい説明してるなと思ったやつが事件概要以外は今までからは想像できないスピード感で説明されていて驚いた
まさかSPECTERにおいてシリーズのオタクが大好きとされるあの流れをアニメで摂取出来るとは思わず、見ていてすごいニヤニヤしてしまった(非常に助かりました)
シリーズでも珍しく恋要素が強く出ているのがシャドで、そのCVが緑川光なの、あまりにもオタクの見た夢すぎてビックリしちゃった……ありがてぇ~~……
話は戻って現代、キキがかなり子供たちに肩入れしてるのに驚いた
彼女のおかげで子どもたちは助かったけど、グランギニョルの狂いっぷりを知っているのでどうしても繭期を抜け始めているようにしか見えない
アンジェリコに対して素直になるゲルハルトも、ディーノが早熟症の話を聞いてテオドールに腕を広げるのも、非常にいい傾向でよかった
ようやくペンデュラムのひとり、ジュラスについてが語られる
全体のスピードがかなりゆっくりに感じるのってこの辺の掘り下げが今になって来る辺りにあるだろうなと思う
全体的にセリフが舞台的なアニメだったのに演出までかなり舞台的に(歩きながら語っているカタリナを舞台のへりに腰をかけて見上げるキキを幻視してしまった)
しかし、ネブラ村消失事件はヴァンプサイドの記録もジュラスの説明も都合がいいように語られているなぁ
ローザに言われたとんでもない言葉伏せてるシャドはともかく、ヴァンプサイドに事件はそう伝わっているのか……とあの戦いの中心にずっといた石舟のことを思っていたら本人がノームと一緒に出てきて思わず大横転
SPECTER勢狙い撃ちのついでにTRUMP勢撃たれてるけど!?
アルシオーネ生きとったんかワレェ!
口八丁手八丁でまんまと利用されるアスコット
カタツムリくんがそのまま戦ったらどんな戦い方したのかちょっと気になる
個人的な話としては、光が主人公ポジションだけど実は海の成長物語なのかもと思い始めている
コメンタリー・総集編が一か月分挟まっての本編再開
ヨハネス卿の邸宅へ迎えに行くお父さん四人
しかし、そのヨハネス邸がペンデュラムによって襲撃されていた
子どもたちがいるからこそ計画を早めた形かな
そして、ダリちゃんたちは膠着状態となっている事件の犯人である『ペンデュラム』に切り込むキッカケとしてジュラスを調べることになると
ここにきて、燃える屋敷、ドブネズミの匂い、ネブラ村とシリーズ履修者へのサービスが激しい回でもあった
やっぱりお前……そうなんだな!?(歓喜)
しかし、これ、新規離脱しないか……?
総集編などが挟まっていることもあり、シリーズ好きな身から見てもかなりスローペースというか冗長に感じる
舞台として考えるとようやく半分ぐらいならまあこんなもんかなと思うが、アニメとなるとこのペースは正直切られてもしょうがないと思う
このシリーズは終盤における急展開が醍醐味だから最後まで見てほしい、けど、はじめてのアニメシリーズ故にちゃんとそうなる保証もないのが苦しいところ
果たしてそこまで見てくれる人がどれだけ残るんだろうか……
ラストに向けて広げていた風呂敷を端から丁寧に閉じ始めるような7期
アニメの途中で原作が完結したこともあり、いよいよ最後を感じ始めるシーズンだった
話の進みとしては後半になるにつれてかなりゆっくりに
演説的な喋りをする影響か、どうしてもAFO関連が冗長に感じる場面があったものの……前半は怒涛の展開が押し寄せ、後半は今までの積み重ねが効いてくる回の連続で相変わらず興奮させられた
アニメとしては、轟のライジングがなかったりとちょっと引っかかる点はあったものの、演出がすばらしい回が多かったのでプラスまである
ファイナルシーズンが2025年に決まった寂しさを感じつつも、1年A組を、オールマイトを、デクを最後まで見届けたい
トガヒミコにこういったifや善行の描写を入れるのとか、アーマードオールマイトのシステムボイスも使う技も全てがこれまでの累積なのとか、すべてがヒロアカらしい7期の幕引き
原作の完結から間髪入れずにくるファイナルシーズンの予告でいよいよ終わるんだなとかなり寂しい気持ち
お茶子にデクの姿がとにかく重なってしょうがなかった
肩書きなどに関係なく、ただただその人の痛みに歩み寄ろうとする姿勢がヒーローすぎて、もっと自分の傷を気にしてほしいな……とつい思ってしまう
トガちゃんなぁ……
欲求の制御が出来ないのは、産まれもった性質じゃなくて成長過程で身に着けるものだと思うから、生きにくく産まれたというより生きにくく育ってしまったように感じる
個性時代なんだから両親がまともだったら自制しながら生きていけたんじゃないか?
この世に「好きな人になら血吸われてもいいよ!」って人、たぶん五百万人ぐらいはいるでしょ(楽観視)
海を守るために苦渋の決断をする光
苦しさの中、光の剣は進化し、海も魔法を応用できるように
友達と言いながら兵器利用して、しかも、光の優しさに付け入る作戦のアスコットの悪役っぷりはもはやあっぱれ
最近の敵役は同情誘う複雑な背景が多いけどこれぐらい単純明快悪で勧善懲悪なほうが正直見てて気持ちいい
死柄木もそうだったけど、ヴィランがみんな子どもの頃に我慢して言うべきことも言えなくなって苦しんだことが察せるような言動をする瞬間がしんどい
親によって生まれた歪みは親にしか直せない
それが少しでも解消されたのはすごくよかったなと思う(本当よくないけどよかったに尽きる)
話の内容的には『轟焦凍:ライジング』でもよかったところを轟家ともかけられる『I AM HERE』にしたアニアカスタッフのセンスたるや
エスクードを手に入れて戻ってきた三人
プレセアが命を賭して作り上げた武器を手に、自分たちの世界へ戻るために進む
意志によって左右される世界だからこそ作り方も意志なんだなぁ
伝説の泉に到着した三人
子供向けアニメのあるあるであろう大事なものと戦う試練で自分が出てくるのって結構斬新な気がする(個人的には女児たちに持っていてほしいタイプの自己愛ではある)
そして、とにかく新しいものが出てくるスピードがすごい
武器の素材探しに行ったら新しく魔法2つ覚えて防具も更新!←どう考えても5話までの密度じゃない
人の見た目でも恐れられてるのはザガート軍が人だからってのはあるだろうなぁ
こんな人たちの恐怖や不安を光は拭いたいだろうなぁ
みんながクレフの状況を知り、光同様魔法を使えるようになって、そして、次回はいよいよ武器の素材を入手
序盤に提示したものがものすごい速さで解決されていく
風とフェリオの少女漫画らしい展開
モコナめちゃ便利(モコナの額にあるのと3人の手の甲にあるの似てるから同じ仕組みっぽい?)
それにしても光が強い強い
次は順番的にも予告的にも海の回かな?
若AFOは神谷さん
報道陣や最新の2人含めて映画キャラが出てくるのよかった
どこまでも変わらないジャーナリズムと怨みのはずなのに明るく爽やかな雰囲気の芯を感じられるのが不思議な感覚
しかし、いよいよAFO最強ターンが長いと感じてきた
風格のあるラスボスとはいえ、何話かけてもずっとこんな調子なのが苦しい……