まずい人物と手を組んでしまった結果みんな破滅するの、北野武監督のBROTHERを思い出しました。
abemaにて無料公開されていたので視聴してみた、散々ネットミームとして見ていたシーンをストーリーとしてしっかりと見れて良かった。
どこかで任侠ガンダムなんて言われていたのもテイワズとの関係で納得出来た。
モビルスーツの装甲の塗装の関係上近接格闘武器が有効という設定も面白い作品でした。
例のシーンがいろいろとネタにされてるけど、1期2期通してオルガを見ていて、リーダーってめちゃくちゃしんどいやなと思った。
ライドマッスに殺し屋をさせるから、私は岡田麿里の脚本が大好きだ。
ネタにされている例の場面について知りたくて観たが、まぁ唐突とは言えそう変な流れではない印象だった。どちらかというといつまでもラディーチェから連絡手段を奪おうとしないタカキ達だとかそういう場面の方がフラストレーションがあり気になる部分(強行しようとしてその事をネタに立場を奪われる…といった流れの方が納得感がある気がするが、そこは大人になりたかったという話なのだろう)。
結局ラスタル体制で情勢が良くなったのなら鉄華団のしてきた事は無駄だったのか? いやそうではないだろう。上はアーブラウ代表にまで至る広い関係は彼等が戦いの中で手に入れたものだからだ。彼等は確かに「進む」事で未来を手にした。
マクギリスという男は、バエルの威光を過信した点で鉄華団には迷惑な奴だったが、アルミリアの事を大切にしていた(死ぬ間際の言葉くらい信じて良いだろう)点で個人的には好きだ。
三日月は最後まで敵の講釈に付き合わないのが印象的だったが、この底知れなさはオルガが団員から感じている重責の象徴と言えるかもしれない。
結局のところ鉄華団が皆「切った貼ったをしない」人生となった訳ではないし、犠牲も多かった。決して鉄華団は成功したのではないものの、彼等の生き様が否定された訳ではないと思う。団員の居場所を探し、だがいつしか鉄華団自体が団員の居場所となっていた、そんな風に鉄華団を引っ張り続けたオルガの生き様は尊敬に値するだろう。
やっぱり二期もガエリオとマクギリスの関係が好きだった。
でも鉄華団も魅力的だった。特に終盤。
オチも好き。
バエルめっちゃ好きだったからもっと活躍してほしかったっていうのはある。
不愉快って言葉が似合う