ん?
人工体の方が人工脳を移植されてマター化したなら、その時点で人工脳を埋め込まれた体は事故で怪我した体だったわけで。
今のアイコの体が生身じゃないのはなぜに…。
と途中で止めながら何度か見直して混乱してたら、止めたあとに説明がありましたわ…。
作り物とはいえ、記憶、感情があれば魂が宿ってると言えるなぁ。
あとは柚葉がどうなっているのかの問題か。
敵対的マターがそうなのかなぁとは思うけど。
極力、言葉でなく場面の積み重ねで背景を示唆することで
経緯を説明しようとする姿勢を感じられる。
くだんの計画でアイコの心と肉体を修復できる確証はないが
政府による強制排除が迫るので、迷っている時間もない。
理由など説明できるわけがないから、
計画の遂行に必要なことだけをダイバーに伝えてきた。
そのことに対する相模の怒りは、もっともらしく聞こえるが
彼らはこれまで状況に便乗して荒稼ぎしてきたわけで。
雄哉の言葉は冷酷に聞こえるが、選択の余地はないのだろう。
伊佐津はバーストの原因が自分にあることを知らず、
柚葉が慕っていたことへの嫉妬心から由良だけを責めているのが醜い。
前回に続いて驚愕の事実、この作品テーマの核となるような事実が判明。
☆
隠されていた情報、プライマリーポイントにたどり着く。
アイコの真実、アイコと出会うアイコ。
どんでん返し。
人工の脳に記憶をコピーしてるのが何気にスゴい。
マター同士の戦い(ナメクジの交尾)が熱い。伊佐津の娘株のマターは「由良先生大好き」パワーで理性のない状態で動いてるのかな。
由良が人工生体にどことなく冷たいのは、創造者だから冷めてるというより、作り物とはいえ心を持った人工神崎脳を殺した結果である自分の存在に対する嫌悪感・罪悪感のせいのような気がする。
ゾワゾワしてきた
まだ伊佐津柚葉が喉に引っ掛かってる感じ
これだけの、水源というか水系がダメになっていること自体が、既に災害
柚葉がどう絡んでいるのか気になります
その他は、ああそう来たか、な感じ
古典的な仕掛けだとは思うけれど、見事にやられた。うならされた。
巧みな構成で、ここまでていねいに話を積み重ねてきたからこその「あー!」という驚き。思い返してみれば、なるほど……と。