劇場版「恋人たち」でも泣くやん?何回観ても……。
コックピットを開いて会話をするカミーユとフォウ。
「今でもカミーユって名前嫌い?」「好きさ、自分の名前だもの・・・」「そう・・・」
物語の全てのきっかけになった「カミーユという名前」の問題に一つの答えを見出したカミーユに対し、「お互いの居場所に戻りましょ」と拒絶するフォウ。その言葉に従うかのように宇宙に戻るカミーユは「これでよかったのか、フォウ」と問う。分かり合えそうで分かり合えなかった二人の別れが切ない。
カミーユと宇宙に上がれば状況が改善するかもしれないと考えたり、カミーユが自分と同じ目に遭わないよう背中を押したり、アムロの足掻いてる感じが良い。
カミーユとフォウは結局悲恋に終わる。過去の記憶は諦めて、カミーユとの思い出で満ち足りるフォウ。
記憶を餌にして小娘を脅して戦わせたり、MSが尽きたら特攻を仕掛けたり、ティターンズは大丈夫?余裕無さすぎ。
リックディアスやMk-IIに掴みかかるサイコガンダム。絵的にはインパクトがあるけど、ちょっとアホっぽい戦い方に見える。
誰も彼も記憶を盾にフォウに無茶な要求ばかり。それでもその要求に従わざるをえないほどフォウは自分の記憶に固執しているのが何とも哀れ
アムロが今回積極的にカミーユを宇宙に居るアーガマへ届けようとしたのは、カミーユの可能性を伸ばすことで自分に良い影響がもたらされることを期待しての行動。ここでアムロが言う「良い影響」って何を指すんだろう?単純な戦闘力ではないだろうし、やはりララァの呪縛から開放されることなんだろうか?
その裏で行われるカミーユとベルトーチカの口論は印象的。あんな言葉を発せられる若者って……
あれだけティターンズから評価を得ることばかり望んでいるように見えたベン・ウッダーはMS部隊が尽きたことを契機に特攻を通知。驚きなのは彼についてくる士官が何人も居たことか。無茶な作戦ばかりだったからてっきり人望なんてない人かと思っていたよ
それでもフォウとアムロによってアウドムラに全くダメージを与えられなかったのは可哀想だけど。最期のセリフすら無かったな……
再び戦場でハッチを開きあう両者。これは心を開くとの比喩なのかな?だからこそカミーユは場違いにも思える自分語りを行なう。そうすることでフォウに自分を受け入れて欲しいと懇願しているようにすら見える
けれど、フォウの答えとしては「お互いの居場所に戻りましょ」「此処は貴方には相応しくないわ」だった。以前フォウはサイコガンダムのコックピットに自分の記憶があるようなことを言っていた事を考えると、此処=私という意味なんだろうね。
その後、フォウの助力によってフォウが残されたスードリからファが居るはずのアーガマへ。しかし、そこにファは居なくて……。空へ向かう途中の「これでよかったのか、フォウ」という台詞とこの状況を当てはめてしまうと無用なことを考えそうになるな