これまでの常識では戦艦もモビルスーツもそのままでは大気圏突入に耐える性能がなかったってことか。そして、ホワイトベースとガンダムは大気圏突入を可能にしていて、局地戦を重ねながらも、この連邦軍の技術的特異点が戦況を切り開いていくという流れか。
シャアは部下の命を軽視して始めから犠牲を強いているわけではないんだなと。ただ、大気圏突入直前に奇襲を仕掛けるのにリスクを伴うことは折り込んでいただろうし、そうやって戦果を挙げてきたんだろうなと。そして、自身の目的のために障害となるようなジオンの将に対しては上手く利用すると。
アムロは毎回シャアと戦うことで質の高い経験を積んでいくわけか……。それにしても、ガンダムハンマーという投擲打撃武器があるのは驚いた。宇宙空間では無重力で慣性のみが働くので鎖の付いた鉄球は相手に向かって直進して、真っ直ぐ帰ってくるはず。なので、ぐるぐる遠心力で回転させて攻撃するのが使い方としては適切かも。
そしてガルマ登場。
5話にして、ガンダムって戦隊モノと同じ構造なんだと気づいた。
優しいアムロ。ジオンは通信・補給網しっかりしてるな。
セイラさんには本音というか弱音言うんだな。気持ちはわかる。
ハンマーは射出OK。耐熱フィルム便利すぎる。ガンダムだけにはもったいない。
シャアの部隊の残ってるパイロットは練度が低そうな者ばかりなのに、作戦の難易度は高くなる一方で可哀想。
シャアはそんな部下を励ましたり、部下が大気圏突入で燃え尽きたら辛そうにしたりして人間味があるところを見せつつも、作戦が失敗した場合もちゃんと考えていて、パイロットと指揮官両方の仕事をこなしてる。
避難民は落ち着いて暮らしたいだけで、ジオンも連邦もただの迷惑な連中というのがリアル。
ガンダムの耐熱フィルムはZの頃のバリュートよりコンパクトで技術的に上な感じだけど、取り扱いが難しいのかな?
☆☆☆☆(4)
いろいろ起こって面白かった。南米のコーヒーのおじいちゃんは死亡フラグかな、とかサラミスも燃え尽きちゃうのかな、とか思ったけどそんなことはなかった。むしろザクがやられすぎて驚いた。アムロの攻撃が全然当たらないのも「まじか」ってなった。物理! ガンダムハンマーって本当に無重力空間でああいう動きをするのかな……物理わからない。耐熱フィルム有能だなと思った。大気圏内に入ったガンダムのポーズがワーイって感じで面白かった。ジオンの土地に下り立ってしまったけど大丈夫なのか。
大気圏突入。耐熱フィルムでなんとかなった。
ほとんどの連邦側の人間が大気圏突入前に仕掛けてこないだろうと考えてるなかで仕掛けるシャア抜け目ない。経験が少ないので大気圏突入で精一杯で有ることだけでなく着陸の場所をジオン領地にすることまで考えてるとは流石だ。といっても無理のある作戦でカリスマで無理くり兵を動かしているようにも見える。現に大気圏で燃えたのも含め3機落とされてるし。
アムロ、普通は大気圏から脱出できなくなった時点でパニックになるところなのに冷静にマニュアル読んで対応してたけど、こちらも只者ではないな。フィルム器用に張ってたけど大気圏の中で動きの悪そうなモビルスーツでよく張れるもんだな。
どちらも極限まで神経をつかう大気圏突入時に戦闘を仕掛けるなんてシャアの博打っぷりはとんでもないものがあるよね。こりゃルナツーの指揮官では太刀打ち出来ないのは納得
ただ、大気圏突入時にホワイトベースへの帰還が間に合わずガンダムごと燃え尽きてしまうかという局面でマニュアルを読んで「なんや単身突入できるやん!」となるアムロの度胸も半端ないですが