漂流被害者の会やバベルの塔の建設から感じる永遠の不条理な世界観が良かった。
「くだらない事をどこまで信じられるか、なんだから」
希望を失った漂流者たちのその後。皆偽りの希望に縋る事で生きる目的を保っている。無意味な労働、二つ星の諦観漂う言葉、バベルの塔という壮大な空っぽ。まるで現実を一皮剥いた姿を覗き見しているような生々しさを感じました。
そしてその失望の渦の中で、何事も人生の”当事者”になろうとせず、常に”観測者”に留まっていた長良が抗い自分の道を歩もうとしている。彼の変化には驚くばかりですが、自分が自分を諦めてきた事で実は多くの人を巻き込んできたという事実を知った重みが彼に腹を括らせている気がしました。
「みんなわかってるはずだ。結局何処に居たって僕らは抗い続けなきゃいけないって」
らじたにがアリの観測を通して復活した様に、逃避は必ずしも悪いものとは言えません。しかしバベルの塔のように永遠に逃げ込む事も出来ないわけで。希望と逃避は表裏一体、紙一重なのかもしれません。
コウモリ先輩長良と面識あったのか
結局4人以外はどっか行っちゃったな
長良のやるべきことってなんだろな
漂流者あんなにいっぱいいたのか。
みんなそれぞれ違う道を歩んでいく、卒業と同じ。
ラジダニと別れるのはきついなぁ。
漂流者一杯いたんだな。すごい世界に落ちた。長良って結局、分岐を観測した者ってことなのか。みんな旅立っていく。
元の世界に戻れるという希望を閉じ込めた世界。
漂流した世界のほんの一部の今回の世界にあれだけの漂流者がいる。漂流の規模の大きさが具体的に示された。
漂流の犯人は長良?天国までの塔を作る世界に流れ着いた長良。叶いもしない希望を持っておく、それについて疑問は抱かない。逆さまの力。
浜辺で残された希と長良のカットは印象的。ラジダニもなんか不気味だったけどいざ離れるとなると寂しいな。
終わりの見えない、救いのない世界でいかに在るのか
偽りの希望を自分に信じ込ませるのか、教え込まれた世界観に逆行してみるのか
観測者は、視聴者なのか??
下に石を運ぶのが不可解でしたが、世界が逆だったのね。
正直に言えば雰囲気や世界観で維持されてるけど面白いとは思ってないので録り溜まってるのが現状ではあるものの視聴を中止せずに観ているのはそれだけ何かしら魅力はあるのだろう。
バベル、劇伴のある世界。明星がキーマンと踏んでいたのだけれど外したか。先が読めない展開なれど風呂敷はきっちり畳まれるものと信じて。
アリ-共食い。
鉄棒-逆さまになる世界-コウモリ
塔-三ツ星ホテル
「それだけだ」
流れ星の罠
「くだらないことをどれだけ信じられるか」
旅立ち