棚町薫の「私はここで生まれて、ここで育って………。ここで、恋をしたんだよね」でなんかもうなんて言ったらいいのかわからない感情になって、泣きながら足バタバタさせてる
そして、ペイジ工房としてアンが主導した砂糖菓子を選品に出品し、めでたく新聖祭の砂糖菓子にその作品が選ばれることになった。その栄誉を以って、工房の長もシャルの羽をアンに返してくれた。
それによって、遂にアンは自分の中で決めた通りに、自らの力で銀砂糖師になれたと胸を張って言えるようになった。それは、砂糖菓子職人としての腕前もそうだし、何より一人の人間としてアンがここまでの旅を経て大きく成長した証を示しているようにも見えていた。
「それぞれの思いと現実がかみ合わない」
だからこそ、その裏返しとして、アンは素直に思いをぶつけることにしたのかもしれない
ブリジットに半ば攫われるようにして去ってしまったシャルを追って、ペイジ工房へ乗り込んだアン。そこで、ペイジ工房の長は銀砂糖師として職人頭の役割を果たせたら、シャルのことを解放してくれるとアンに約束してくれた。
容易ではないものの、なんだかあっけない展開の影には、シャルを奪ったブリジットの抱えるものが見えてくるようだった。ペイジ工房の長の娘として、彼女は家を存続させるという役割に縛られていたのだ。だから、彼女自身は職人になりたくてもなれないし、エリオットとの婚約も取り決められたもの。そんな反動が、自由のままに生きて輝くアンからシャルを奪ってしまうということだったのかもしれない。
そんな心中を慮ると、女の敵は女かもしれないが、どちらの女も悲劇のヒロインであることに変わりはないこともまた事実なのかもしれないと複雑な感情が残るようだった。
そんな中でも、隙を見たシャルがアンのもとに再びの対面しに現れて。そして、「シャルと一緒にいたいから、ただ待ってて」というアンの言葉に、シャルがアンの身体を引き寄せて「待ってる」と静かに呟く夜……。アンがシャルのことを守っているようで守られているようなそんな感覚の中に、アンにしてみれば、やっぱりシャルがいなきゃダメなんだということを改めて感じているようだった。
今週の安達垣愛姫さんの第一声が「おなかが空いたわ〜〜〜!!!!吉乃〜〜〜!!!!!」でバカ笑っちゃった、大食いキャラにも守るべきTPOってもんがあるだろまだアバンだぞ
そして、政宗くんさぁ……、ズルいよズルすぎるって……。あんなこと言われたら吉乃ちゃんだって絆されちゃうじゃん……。
政宗くんのはっきりしない気持ちの上で、その上リベンジ計画の一端が愛姫ちゃんの目に入ってしまって………。もう傾きかけてる愛姫ちゃんの気持ちはどうなっちゃうの………
シンプルに言うと、真っ正面から生きようねって物語でした。
素直になれずに本心と真逆なことを口に出していたり、本音を言えずに秘めたままだったりでは、たとえ大切な人と本当は想いが通じ合えているはずでも、通じ合うことができない。ちゃんと本当の想いを言葉という形にすることで、初めてその想いは意味を成す。言霊とは、そういうことを指すような気がするようでもあった。
想いを伝える相手に対してもそうだし、その想いを抱える自分の心に対しても真っ正面から向き合うことで、言葉に宿った力・言霊が現れるということを、この物語は描いていたのだと思う。そして、そうやって想いや思いから目を逸らすことなく生きることこそが、願いや望みの言葉を現実に変えていく力をくれているように見えていた。