ハマらず。
映像クオリティは物凄いし、歌もかっこいい、話も面白い。
歌、映像、演出。バンド系アニメとして最高クラスの完成度。
なのに、最後までニナ達に共感できず、のめり込めずに遠くから俯瞰しているような感覚で見終えてしまった。
最終回の選択も、ロックと言えば聞こえは良いけど事務所や三浦さんに対して不誠実。
話は面白かったので、自分の感覚が世間とズレてるだけだと思います。
10話は大好き。不器用パパすこなんだ……
映像以外、完璧
ゾンビに囲まれたタワー内で殺人犯を推理するミステリー。
話が進むにつれて各キャラの印象が全く変わる展開が上手く、全6話で短いながらもしっかり纏まった短編ミステリーの良作。
映像にさえ慣れれば間違いなく楽しめます。
特番は飛ばして良し
正直面白い話ではない。
主人公は無口で無愛想だし、グロ描写は生々しいし、恨みのあるヤクザに入って内側から復讐するとかでもなく、かといってクライムアクションとして盛り上がるわけでもない。
娯楽性に乏しく、見ていて決して気持ちの良いものではない。
……それでも、どうしても、忘れられないのです。
あの絶望的な地下地獄で生きる、彼らの姿が。
流9洲の街で生まれ、戦い、死んでゆく人々。
彼らの根底にあるのは、生への渇望。
もがきながら、足掻きながら、ただ生きる。
この作品は、そんな彼らの生き様を極限まで突き詰めて描く、いわば究極の人間讃歌なのです。
この作品とLain、灰羽連盟をまとめて安倍吉俊三部作と呼ばれているようですが、この三作の中で私が一番好きなのがこのテクノライズ。
残酷で鬱々しい内容の上に22話と若干長めですが、奥底に眠る熱い情熱をひしひしと感じる意欲作。一見の価値アリ。
あなたは地下と地上、どっちがいい??
『フラクタルシステム』によって人間が働かなくてもよくなった世界の話。
ジャンルとしては社会・システムからの脱却、主人公の成長。
まず、システムの是非を主軸とした物語を作るためにはそのシステムがどういった物なのか描く必要がある。
同じノイタミナ作品のサイコパスでは、シビュラシステムの異常性をはっきりと示し、システムの是非を問う物語として成立していた。
そして、本作のフラクタルシステム。働く必要がなくなるこのシステムは、視聴者からしても魅力的で興味深いもの。この甘いシステムの裏に一体どんな真実が隠されているのか。序盤はそんな期待を抱かせてくれる。
しかし、この作品はそれ以降フラクタルシステムについて一切描かず、あろうことか残りの話数を全く興味の惹かれない一話完結や僧院とのドンパチ、そしてシステムとは特に関係のない世界の秘密の種明かしに費やしてしまう。
フラクタルシステム自体がそもそもよくわからないため、システムを守る、あるいは破壊しようとする登場人物の行動に視聴者は全くもって共感することができない。
その上主人公の成長も描けておらず、物語を構成する要素が破綻してしまっている。
他にも、作品の至る所にジブリやエヴァの影響を露骨に感じてしまい、オリジナルの強さを全く感じられなかったのもマイナスポイント。
序盤は期待できたものの、それ以降はひたすら下がる一方。
ちゃんと作れば面白くなったはずなのに……。
支離滅裂・荒唐無稽・意味不明。
最低最悪の駄作かつ、唯一無二の怪作。
一度足を踏み込めば、二度と戻れぬ底なし沼。
爪痕深く脳裏に焼き付き、決して忘れる事はない。
覗いてしまえば、もう遅い。
ジビエという名の深淵が、深く奥底で手招いている。
絶えず鳴り響く雫の音。もはや後戻りはできない。
今宵は月が紅い。さあ、貴方もこちら側へ。
文句なしの大傑作。
物語上の粗がひとつもない。
心休まる暇もなく、最初から最後までノンストップ。
1クール作品の最高傑作と言っても過言ではないでしょう