カブをもとに広がる高校生活での交流や行動範囲、そしてカブに乗っていなくても普通免許取り立てドライバーならなんとなくわかるような細かい不安な点だったりとカブがまさしくヒロインなのです。
レンズの色が変わったかのように世界がより鮮やかに色づいていく演出がとても新鮮でした。
壁抜けた後の世界という意味でもっと時間かけて欲しかった。壁ってこの世界ではすごい重みあると思うけど抜けてからラスボスを突破するまでの短さや世界の秘密という意味で少し物足りないと感じてしまった。
ストーリー展開的にはこの短い話数ですべてを掘り下げることが非常に困難だったのだろうということは思う。思うけれどもそれを余りある映像や特撮風の戦いで毎話楽しませてくれた。敵側やガウマさん自身をもっとほったりされていればそこにある思い入れはもっとすごいものになっていたに違いない。
バトルはもうほんとに心揺さぶられる描画で常時鳥肌だった。スタッフのみなさまおつかれさまでした。最高です。「かけがえのない不自由を手に入れていくんだ」。