サービス開始日: 2016-09-30 (3022日目)
意外性という点では物足りなさがあるかもしれないが、裏を返せばこれまで積み重ねてきたものがきれいに機能して収まるべきところに収まった幕切れ。
ヴィヴィが指パッチンをやったあたりから涙腺がヤバくて、彼女が最後の歌を歌うシーンでは当然ウルウルしっぱなし。歌と思い出を重ねるのずるいよねー。
そして、最後にマツモトが言った「あなたの歌を聞かせてください」に、二人が共にしてきた長い時間と二人の関係の変化を思って、涙を堪えられなかった。福山潤さんの演技も素晴らしい。
最初はあまりピンとこなかったのだが、話数を重ねるごとに今期新番組(続編を除く)で一番次回が待ち遠しい作品になっていった。
キャラも物語もアクションも高いレベルでバランス良くまとまっていたと思う。どの話数も面白かったし、全話通して見てこその面白さもあった。
もちろん、作品の鍵となる音楽も素晴らしかった。
こういうオリジナル作品に出会えると、アニメファンをやっててよかったと思える。スタッフのみなさんに、心から感謝を。
良かった。もう全部が良かった。
過去のエピソードが伏線として生きてくるのも良かったし、「アイドルとはどういう存在なのか」という根源的な問いが表現されていたのも良かった。何よりもCパートが……Cパートが……!! 宮野真守さんの演技も素晴らしかった。今回が最終回でも悔いなし、なくらい。
確かにカイゼルグリッドナイトの合体シーンは燃える。だが、誰がなんと言おうと今回のクライマックスは浴衣を着て現れる夢芽。夢芽を迎えに駆け出す蓬をカメラがフォローすると浴衣を着た夢芽がフレームに入るところで鳥肌が立った。わざわざ一度家に帰って着替えて髪もセットしてくるという乙女っぷりに、もう恋に落ちるしかない。
夕暮れの教室を見つめる幸太郎に泣いた。
ステージの上でも眼鏡を外さない舞々えらいぞ。舞々が歌う最後の曲が「光へ(with7号ver.)」とか、泣くに決まっとるじゃろ……。舞々がステージにマイクを置くところも情感に溢れていてよかった。
ぬおおお! なんという強烈なヒキ。これまで守られてきた2話1エピソードという構成が破られたのも、驚きとともにシリーズ後半への期待が高まる。ヴィヴィの言う「初歩の初歩」の答も気になる。
山田たえ回でもあり、第一期ゲストキャラの大量再登場回でもあり。出番が終わった後も彼等はあの世界で生きていること、出番の多寡によらず作り手がキャラを大切にしていることが伝わってきて嬉しい。
ダンスバトル大会、普通モブキャラは動かさずに省力化を図るところだけど、めっちゃ枚数かけて動かしてる。怒羅美の三人の絶妙な動きがあってなさ加減、コッコくんのさすがのパフォーマンスも素晴らしい。
オフィーリアの衣装、スケスケでエロ過ぎませんかね!?
前話のラストからどう展開するのかと思ったらこうきたかあ。再起動によりほぼ別人と化しているヴィヴィに笑った。