独特な世界観だな。後ろ暗い過去から逃げるために自ら重みをなくしたからこそ、あんなに自身の問題に関わってくるあららぎを嫌がったんだな。結局は自分で嫌な過去を背負う選択をしたのは良かったな。
久々にみたが、前見たときより面白く感じる。
脳みそを使わないといけないアニメだと思った。会話量や地の文が多いからボーッとできる時間がない。集中力が必要だな。
演出に関してはシャフトだけあってスタイリッシュで、個人的には好きだ。
これは神回。一期も含めてどの回よりも良かった。
案の定石上は荻野に嵌められる形で不遇な扱いを受けるようになる。体育祭での周りの陰口といいとことん石上が不憫だと思ったが、応援団のみんなや生徒会のおかげで石上が前を向けてほんとによかったわ。ちゃんと理解してくれる人がいるってのは大事だな。白銀が真相を暴いて石神に手を差し伸べるシーンはカッコよすぎた。また、理不尽を許せなかったり、真相を原稿にどうしても書けない石上の優しさも好きだわ。石上が好きになる回だったな。
今回は実行委員の表情が終盤あらわになる演出も良かったし、その他演出や音楽どれをとっても完璧だった。最後赤組が勝った時の石神の笑顔を見たら涙が止まらなかった。
焦ったい回やな。付き合ってもお互いに他の異性との関係を清算できなくて、ばれることで清算される。一番良くないパターンや。
魚住は榀子と付き合ってもハルのことが気がかりだし、榀子は浪君との関係も変えられないし、名目上だけ変わったけど魚住との関係も実際には変えられていない。もやもやするわ。
石上は冤罪だろうが、どういう経緯でそんな噂になったのか気になるな。
魚住と榀子の両思いがお互いに伝わった感はあったな。ハルちゃんはやっぱ報われなかったかー。残り2話でハルちゃんと魚住がどういう関係性に落ち着くのかが楽しみ。
音楽と作画は他の作品と比べて頭ひとつ抜けてる作品だと思った。あと、心理描写がすごく丁寧に描かれていて、言葉のチョイスも綺麗だったので、言葉が結構印象に残る作品だとも思った。
ストーリーに関しては、前半はおっさんと女子高生の恋愛という奇を衒っただけの陳腐な作品かと思ったが、話が進むごとに面白さが増していったように感じた。
キャラに関しては店長の文学的な言い回しが魅力だと思った。あれは歳を重ねた大人だからこそ出る言葉で、同年代同士の恋愛作品では出ない味だと思った。あきらが店長を好きになった理由もなんとなく分かった気がした。
ストーリー7 心揺さぶり度4.5 キャラ3.5 音楽映像5 トータル4
原作はどうかわからないが、二人の関係がどうなるかを描かずに二人が夢に向かって足を踏み出すところで終わるのが個人的にいいと思った。あと毎回作画がいいが、今回はひとつ頭抜けてたな。鳥肌が凄かった。
燕を自分たちを重ねて話すのが秀逸だわ。言葉一つ一つが繊細で綺麗だと思った。
燕の巣は雨も日も当たらないって言葉が印象に残った。ここのやり取りがきっかけになって、二人が足を踏み出すのだろうな。
一旦距離ができるとそれを取り戻すのは容易じゃないよな、若いなあと思うけど、はるかにとても共感できた。はるかとあきらとは対照的に店長は今まで疎遠だったちひろと再び心を通わすのが趣深いな。一緒に過ごしたかけがいのない思い出は消えないからこそ、店長たちは心が通わせられたんだろうな。店長めちゃめちゃいいこと言うやん。
生徒会が変なことしてるときにミコちゃんが部屋に入るのが鉄板ネタになってるなw
ハルちゃんと陸生すれ違ってるなあ。ここまで陸生のことを想ってるなら報われて欲しいけど、陸生は榀子が好きだからなあ。ただ、陸生の今の感情は判然としないし、あと榀子が浪くんを意識しているところから、4人の関係性が変わりはじめてるのかもしれないとも思った。
昔の親友と距離ができはじめるって感じるのは辛いよな。近くにいても声をかけられなかったり、話しかけるの躊躇するのがすごいわかる気がする。もしかしたら一番共感できるキャラははるかかもしれないな。
最後以外はワンパターンだと思ったが、最後の話はなんか振り切れてて笑えたw
結局榀子は今陸生のことが好きなのかな。魚住くんに浪君みたいに積極的ならってほぼほぼオーケーってことだよな。ハルちゃんは報われないけど、両思いだから仕方ないよな。
今回の男性陣かっこよすぎな。
あとミコちゃんも報われてよかったわ。過去の疎まれてたシーンを見てからの、選挙後の慕われようは感極まるわ。