ふたりは本当は付き合っているのではないかと、とばあちゃんは言った。
それがわかるのは「年の功」であるとも。ただの誤解でなければいいけど。
ところで「地図を観ていると楽しい」ことには、少し身に覚えがある。地図の精緻さを自分は、アートととらえていた様に思う。
地図を広げるという彼女の趣味の本質はエア旅行だったのかもしれないけど、地図そのものを楽しむ一面もあったかも知れない。
珍しい趣味なのかと思えば、ぐぐってみるとその様な趣味を持つ人も意外と居る様で。
学校に通いはじめた。
彼女の日常は、彼女が望んだように着実に「普通」に向かっている。
そう考えれば、この物語は概ね終わっていたのではないか?…さすがにそうは問屋がおろさない。
ところで、昼休みに購買にパンを買いに行くシーンも「普通」じゃない。
屋上からのダイブ等、画づくりとして普通に面白かったw
本日の夜実況。
プリキュアたちはピーちゃんの正体を知らないから警戒していないけど、プリキュアが見えないところでやんちゃな悪戯やり放題のピーちゃん。
言ってみれば「志村うしろうしろ〜」的状況を楽しめる渋い回。
本放送時、大体の視聴者はマスコット枠にはとても見えない、怪しすぎるピーちゃんの正体に気づいていたのではないか。
本日の夜実況。
いつもツンツンしていたアコが皆と打ち解け、素直に頼るようになった。
成長を感じる。決め技であるスイートセッションアンサンブルも完成し、スイートセッションアンサンブルクレッシェンドに進化。EDもこの回から4人バージョン。この回が区切りであること、改めて観ると説得力ある。
アコと奏太との距離もだいぶ近づいた感あり。奏太の姉であるキュアリズムが、弟を助ける役をキュアミューズに譲るやり取りが良かった。
話は唐突だが、Metroid Other Mというゲームがある。主人公サムスの宿敵リドリーが、初登場時に雛鳥の醜い姿で同情を引くのだけど。既視感があると思ったら、スイプリのピーちゃんだったわという。
この回でも、ピーちゃんはキモいしウザかったw
本日の夜実況。実質的なキュアミューズ加入初回。
EDはまだ4人になっていないが、4人の変身バンクは完成。
「シ!の音符のシャイニングメロディ!」という戦闘中の掛け声が心地よい。
キュアミューズの技は大体シリーが起点になっているので、「シの音符」はそれを指している様だけど。
姫仮装のアコは素晴らしくかわいい。奏太じゃなくても見とれてしまうね。
「とても良い」はアコの仮装に対して。
本日の夜実況。3話に及んだメフィストとキュアミューズのエピソードが終了。
メフィストの浄化というイベントはあれど、キュアミューズの無双シーンなどはなく、サブタイからそれを期待しているとイマイチ物足りない。
メフィストが魔境の森で会ったのがノイズだった、という種明かしは面白い。
メフィストがヒーリングチェストを求めて(つまり、クレッシェンドトーンに会いに)行った魔境の森に、その時はたまたまノイズがいて心を乗っ取られてしまったと。
プリキュアたちが同じ場所に行った時は(29話)、正体がよくわからない珍妙なゴーレムがいただけだったというのに、まったくメフィストもツイてないな。
今日の本放送のおさらい。
「元の飼い主」というトピックは避けて通れない。避けるはずはないと思っていたけど、とはいえきちんと回収してくれたのは誠実なシリーズ構成と思う。
誠実といえば。元の飼い主である栗原さんに会いに行く前、いろははこむぎに「心配は要らない」と言った。
こむぎは「ずっと一緒」という言葉を望んでいたはずだから、それをあえて避けた不自然な言葉選びだ。実際には栗原さんに会って筋を通した上で、「別れたくない」という本心を伝えたかったのが真相であり、この選択をしたいろはは誠実だと思った。
こむぎが人であれば、こむぎ自身の気持ちを聞かなければいけないところ。
本当なら叶わぬ願いだけど、こむぎが人の姿で栗原さんに本心を伝えてしまうという仰天展開。もちろん本心だけでなく、感謝を伝えることも忘れない。それもあってか、栗原さんは眼の前にいる少女がかつての飼い犬マロンであることに気づいてしまう。その上で、決して変えなかったマロン呼びをこむぎ呼びに改めた。
ファンタジーの力を借りたとはいえ、とても難しそうに感じられた諸問題をきれいに解決し、あるべき落とし所に着地させてしまった。また、こむぎが栗原さんに向けた言葉には、プリキュアとしての決意が含まれていた様にも思う。自分は動物を飼ったことがないから、飼い主の気持ちは想像するしかないけれども、お見事と言っておく。
ここのところ、ユキがこむぎを気遣うシーンが頻繁に見られる様になった。よい関係になったなとしみじみ。
あとトラメ。こむぎと一緒で、皆と「遊びたい」というのが本心なのだろうと改めて感じる。それは愛情という善性、きっとわかり合える相手であるはず。
1週間経ってしまったが、おさらいの視聴。
甘酸っぱい名前呼び回に、そのことについてあれこれ言うのも野暮というもの。
あえて周囲で起きていたことについてだけ話すと、大福のキック×2とか、プリキュアグミとよく似たニコの実を「あーん」しているメエメエの妄想とか。あとは、デートと知った時のまゆの反応も。小ネタそれぞれがとても面白く、吹き出してしまう。
いろは不在のプリキュアチームをまとめるまゆとか、デート中のいろはを気遣ってこむぎと絡むユキとか。猫チームの成長も感じられた。
本日の夜実況。
メフィストとキュアミューズにまつわるエピソード、既に2話を費やしているがまだ終わらない。言わばこのシリーズ最大の謎について、ゆっくり丁寧に進めている感じ。
メフィストがヘッドフォンをしていることに最初に気づいたのは、自分もヘッドフォンに操られていたエレン。メフィストも傀儡に過ぎず、真の黒幕がいるのではないか?と気づいたことにより、謎解きが俄然面白くなってくる。
クレッシェンドトーンがプリキュアたちに「何のために戦うのか」と尋ねたところ、キュアメロディは「すべての人の幸せを守るため」と答えた。
プリキュアとしては模範解答だけど、父親であるメフィストをかばったキュアミューズもメフィストを「守った」には違いない。ミューズはミューズで、プリキュアとして間違った行動をしているわけでもない。誰かを守るにも色々あるということ。
異国のアニオタ王女のアテンド。なんというジェットコースター…と思ったら、意外に変化球でもない王道展開だった。
最後の会話がEDの枠に入り込む特殊EDがグッド。最後の会話とEDの内容もマッチしていたと思う。
王女は自分の地位を煩わしく思っている。
お忍びだし、私人としてのエスコートを望んでいたから、プリンセスと呼ばれたくはなかったかもしれない。
まぁ仕事だから、大原側の対応としては当然なんだけど。
本日の夜実況。
ラスボスとして登場したメフィストが、まだ3クール目であるこの回に早々に登場。
プリキュアをおびき出す為だけに、町民を苦しめるメロディーを奏でるメフィスト。
どこかコミカルだったトリオと比べ、悪事の実行に躊躇がないメフィストからは、トリオとは桁違いの圧を感じる。
そして、プリキュアたちの「絶対に許せない」(略して絶許)には、いつも以上に感情移入してしまう。この回はマジだ。
本日の夜実況。
奏から響へのお説教等、久々の濃密なひびかな描写。
そして、特製のジャンボカップケーキお披露目シーンで泣けてくる。
響がピアニストを、奏がパティシエを目指すのは何の為か?「誰かの笑顔の為」という模範解答は極真っ当なのだけど、奏の「誰か」とは多分響のこと。
愛あふれるケーキを見ていると、この回までの関係の積み重ねからもそう思える。
次回から、メフィストやキュアミューズのエピソードが始まるわけだけれども。
構成上、プリキュアたちの進路や関係等、現在の立ち位置を精算する必要があるのだなとわかる。
隠れた重要回ではあるけど、改めて観たら、重要なだけでなくとても良かった。
本日の夜実況。
丁寧な作画だなぁと思っていたら、山岡直子さんの作監回だった。もっともスイプリ、そうそう大きくは崩れない。
日常回の体裁だけど、キュアミューズとクレッシェンドトーンの会話が重要。
「誰の味方でもない」というドドリーの口癖は、プリキュアチームへの表立った協力ができない意志表示だが、ハーモニーパワーなき者はプリキュアになることはできない。設定上「悪のプリキュア」は存在しないはずで、キュアミューズには何か事情があることがここでわかる。
なくしたと思われたヒーリングチェストは、アコの手からプリキュアに返された。
キュアミューズの正体を知っている者の目から、この回は上手い仕込みだなぁと感じる。
本日の夜実況。前回から引き続きのネタ回。
空手→エアロビ→座禅と、修行メニューを次々と消化するシーンには吹き出してしまう。
「音吉さんの本」というエレンのノリノリの定番ボケも定着し、大変よろしい。
アマプラで東映のサブスクを利用しているからか(プリオタの必需品)、この話題作へのレコメンドが目に入った。
作風が無印の頃に戻ってる様で、作画は精細だし、今後は不毛な引き伸ばしもない。なんだかgdgdだった超の設定は(途中で離脱したけど)、大半「なかったこと」になってる様でそれもいい。リセット上等。
御大が亡くなってから最初の新作に期待を寄せている。「ようこそ、大冒険へ!!」というコピーに、何度か試みられた原点回帰への意志が感じられる。今度こそ。
本日の夜実況。
時々言ってるけど自分は安易な神回認定は控えていて、シリーズごとに1〜2話ぐらいで押さえるように我慢する様にしている。
プリキュア全話の中で、ギャグ回にも関わらず自分が神回認定している回はこの回だけ。
悪ふざけの成田、ここにありという感じ。前編小ネタが詰め込まれていて、最後まで飽きさせない。
で、こんな回なのによく見ると作画もけっこう良い。特にキュアリズムがかわいい。作画監督はおなじみ上野ケンさん。
なにげに演出もタナカリオン氏だったりする。
この回は莉香視点が中心だった。
彼女の妙な手際の良さ、ポンコツっぷりが愛おしい。
郷里や実家の事情が、不意に関わってきた。
諸々、「家」の面倒くささに共感。この方向の面白さは想像してなかった。
いつまでも「メイドさん」じゃないだろうよ。…と思っていたら、この回の間に名前がつけられた。
名前があるのは普通のことで、普通でありたいと願ったのはユキ本人。主から一方的に名前が授けられたのではない。雪の冷たさを想起させる「ユキ」という名前は不適切では?と思われたけど、この違和感から逆に由来の話題につながっているのが面白い。
「普通とは効率のことなのかも知れない」妙に腑に落ちた。何か合理的な側面があるからこそ普通なのであり、合理には納得するのだなw
先週の回のおさらい。この回、ネット(というかTwitter)でもたいへん盛り上がっていた様で。
「神回」と呼んでいたネット記事もあった。上げ過ぎかなと思ったけど(自分の中では「神回」は、シリーズごとに1〜2回ぐらいの貴重さの回)、まぁみんなカップリングは大好きだものね。野暮を言うのはよそう。
「ほとんど付き合ってる」プリキュアは何人もいたけど正式に交際を始めたプリキュアは少なく、10年前のキュアフォーチュンまで遡る。オトナプリキュアのキュアドリームも勘定に入れていいか。ちなみに全て成田良美さんが関わってる。キュアフォーチュンの交際が描かれたハピチャ32話の脚本は、いま調べたらナツコさんだったけど、ハピチャのシリーズ構成は成田さんだから。
この回の脚本も成田さんで、自分で書きたくて仕方なかったんだろうね。
悟の告白への答えとして、いろはは好きを「わんだふる」と呼んだ。詩的な表現であることを褒めたいのではなく、自分の言葉になってるのがいい。単純な好き嫌いに分けてしまうのではなく、湧き上がる感情を言葉を尽くして表現して、最後に一言でまとめたら「わんだふる」となった。
10年ぶりにプリキュアのシリーズ構成を務め、その日の為に何年も温めてきたネタであり、言葉だったのかなと想像。
本日の夜実況。
ヒーリングチェストを手にする資格とは、ハーモニーパワーであると。そして、ハーモニーは友情や音楽などから生み出される。ここで問われているのは特に友情だけど、守護者との会話からは友情が試された感が薄い。
ここで守護者は唐突に話題を変え、生命の尊さを否定。生命とハーモニーとの関係は今まで説明されたことがないから脈絡ない。ノイズとハーモニーが対立するシンプルな世界観に対し、文字通りにノイズのような問答だなぁ。
ヒーリングチェストを入手する大事な回なのに、作画もストーリーもちょっと微妙。
でもまぁ、次回は神回だから。
本日の夜実況。エレンの自己紹介が微笑ましい当番回。
フェアリートーンの怪しい挙動に加え、クレッシェンドトーンからの呼びかけという伏線がここ何話か張られていた。これがようやく回収。
日常回であっても、本筋も少しずつ進行。シリーズ構成が丁寧だなぁと。
本日の夜実況。
30分のリミットにこだわる理由はよくわからないけどw、良い緊張感につながっている。
エレンの「音吉さんの本」シリーズのネタはこの回から。
音吉さんも、エレンの保護者になったなら突っ込んでくださいよ。
本日の夜実況。
OPの担当歌手である、くどまゆこと工藤真由さんが声優としても活躍しているこのシリーズ。
本業が声優ではないくどまゆが、8体いるフェアリートーンを全て演じ分けているのは、なかなかに見事。
本筋に関わらない幕間かと思えば、クレッシェンドトーンが声で初出演するのがこの回。
原作未読。早見沙織さんがヒロインだったので視聴開始。
さすがに上手い。それにしても、こんな地味キャラの引き出しもあったとは。
妙にクソ真面目なふたりが可笑しい。
このふたりが惹かれ合い、本当に結婚するというゴールは明らかだけど、そこまでの流れを楽しませて頂こう。
本日の夜実況。
お化け屋敷って本来はきっと、造られたお化けを鑑賞して楽しむアトラクション。中学生なら楽しみ方がわかってて、怖がるのもあくまでコミュニケーションとして。
と思ったら、エレンはお化けをガチで怖がっている。あんなに悲鳴をあげてくれると、お化け側も冥利に尽きるな。
赤尾でこさんがすき。今期はプリキュア執筆にも復帰した赤尾さんがシリーズ構成であると目に止まり、視聴を開始。
特技は暗殺。ほかは壊滅的に不器用なメイドさんが、人間性を、特に愛を獲得するまで物語。…であるとすると、表現こそコミカルだけどこの大筋には激しく既視感があるな。決して悪い意味ではなく。
タイトルにもある「冥土様」本人のキャラデザは、けっこうストライク。かの名作とよく似た印象を持っているけど、赤尾さんがあれとは違った楽しいものに仕上げてくれるだろうと期待。もちろん継続。