ひとまず両方の可能性が残ったという点では丸く収まったんかな。まぁこまけぇ事は気にすんな的な部分もあるけども、ありふれた普遍的な想いと熱にこそ惹かれるって事なんだろうか。
ところでコノハと冬夜の共作編は…。
色々と要素がありすぎて各キャラクターの成長物語になりきれていない。
そもそも1話で丁寧にコノハのキャラクター背景を描いたが、ほぼその背景が生かされていないのではないかと思う。コノハ自身は何も変わっていないのに、"熱量"と現代技術のみで過去で最強キャラになるのは、全く共感できない。1話で共感を誘っていた故にとても残念に思った。
また、せっかく未来人(?)が出てくるのなら、トウヤと一緒に作った痕跡を何かしらで感じられたら良かったとも思う。
制作陣のゲームをはじめとする創作物への想いが、キャラクターを通してダイレクトに感じられたのは良かった。
ワクワクしながらDVDをプレーヤーに入れていた時のこと、秋葉原の駅から降り立った瞬間の空気感、コミケの日のビッグサイトの高揚感、全部当たり前になっていたけど瞬間瞬間が奇跡なんだなあって
んー、いろいろと尺がたりなくてもったいない
なんかいろいろうやむやにされた感じ。普通にエロゲー興亡史でも良かったんじゃなかろうか。
16bitセンセーション ANOTHER LAYER 第13話(最終話)。いちおうめでたしめでたしなんだろうけど、やはり終盤の迷走が痛かったな。コノハという原作の漫画版にはいないアニメオリジナルの主人公の魅力と、コノハと絡ませることによってポテンシャルを引き出されたマモルくんの魅力が素晴らしかったのだけど、ストーリーのまとめ方は盛大に滑っちゃった感じ。
途中から思ってた展開と違ってきて困惑しながら見ていたけど、コノハが可愛いから最後まで見れた。
1990年代に今のイラスト技術を持ち込んだらどうなるのか、というところにわくわくしたけど、その辺があまり描かれなかったのが残念。何をしたら未来がどう変わってしまうのかは、視聴者の想像力で保管するしかなくて、その辺が見たかったんだけどな~に尽きるかも。
UFO登場でどうなるのかと思いきや、無事元のアキバに戻って何よりといったところで守とも無事再会できたようでハッピーエンドと。若干端折り気味でしたが、面白かったです。完走お疲れ様でした。