劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉

劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉

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2024 劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」製作委員会
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あらすじ

自由気ままなフリースタイル・レースで、
最強を目指して走り続けてきたウマ娘の少女、ポッケことジャングルポケット。
気まぐれに観戦した<トゥインクル・シリーズ>のレースで、
フジキセキの走りに衝撃を受けたポッケは、
自らも<トゥインクル・シリーズ>に挑むことを決意する。

ウマ娘たちの集う『トレセン学園』に入ったポッケは、フジキセキを育てたタナベトレーナーのもと、
一生に一度しか挑戦を許されない『クラシック三冠レース』に挑む。
そこに待ち受けていたのは、ポッケをもしのぐ実力をもつ同世代のライバルたちだった。

ひたむきな思いを胸に実直に努力を続ける、ダンツフレーム。
自分にしか見えない『お友だち』を追いかけて走る、マンハッタンカフェ。
そして、ウマ娘の可能性のその先を求めるマッドサイエンティスト、アグネスタキオン――

自らの誇りと、意地と、魂をかけて走るウマ娘たち。
熱く激しいその戦いが、新たな時代の扉を開く。

「誰が相手でも関係ねえ!
俺は最強のウマ娘になってみせるぜ!!」

引用元: https://movie-umamusume.jp/
全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

あまりに良かった。熱すぎて少し泣いてしまった。映画館の音響で見れて良かった。
ライブシーンで涙引っ込むのまで含めて体験なのかもしれん…。
動かし方とかデフォルメにもすごい味あって、けどギャグにはふれきらなくて、カットの切り方も良くて、とにかく映像に圧巻された120分だった。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

アニメとは絵にどれだけ嘘を含ませられるかが勝負だと、そんな事を勝手に考えている私にとって本作はとんでもない大ホラ吹きだと良い意味で捉えられる作品に思えたよ
現実離れした演出や表現が随所に見られるのだけど、そもそもが人に似ているけれど全く異なる力を持つウマ娘が主題という時点で現実に反していて。誰もが判っている事実を劇中に持ち込ませない為の仕掛けとして、現実離れした演出表現はとても効いているように思えましたよ
特にアグネスタキオンが新次元に至る際の演出や各レース終盤における競り合い表現等は思わず鳥肌が立ってしまったほど

ウマ娘としての本能、走らずにいられない衝動
ただ走るだけなら何処でも何時でも出来る。だからレースタイトルを目指して走るなら別の衝動が必要になる
ジャングルポケットが最初に抱いたのはフジキセキの走りから着想した最強への憧れ。それは自分がそのような立場になると云うだけでなく、強者への焦がれも含ませるからレースに負けても気持ちの良い走りを表現させる。前向きな衝動を伴う走りはそのまま彼女の強みとなり、彼女がどんどん強者へと登り詰めていく様子には納得しか無い

また、ダンツフレームやマンハッタンカフェ等もそれぞれの衝動を伴ってポケットと競り合っている。そういうった関係からは彼女らが良いライバルになっていると言える
ここに全く別の衝動を伴う形で現れたのがアグネスタキオンとなる訳か。走りへの本能を自覚的な彼女は未知の可能性に執着しレース結果よりも自身の走りがどこまで到達できるか探っているかのよう
その意味ではタキオンは誰とも競っていない。自らが辿り着けるかもしれない未だ存在しない走りの探求を衝動としている。それは競い合う相手にすれば堪ったものではないね。特にあのような形でレースから遠ざかられたら

タキオンという仮想の走りを追求した輝きはレース場に残された者にとっても幻を見させるものになったようで
タキオンの引退は観客にタキオンの走りをもっと見たかったと思わせる。タキオンの不在はポケットやダンツに行き場のない競争心をもたげさせる。面白いのはタキオンがレースに居ない現実はタキオン自身にも不満足を覚えさせた点か

タキオンのあまりに早すぎる走りは残された者にとって追い抜けない幻想。本来のレースはライバルや自分自身に勝つ事に拠って栄光を手にするのに、現存しない可能性と競っていては辿り着くべき境地も判らなくなる
そこでフジキセキが仮復帰の形でポケットを導く展開はとても良かったなぁ。思えばポケットにとって初期衝動の塊でありながら入学時点では引退していたフジキセキは存在しない強者のようなものだった。それでも近くに居て導いてくれるから良い先輩となった
けれども、それでは不定形の憧れでしかなくて。だからこそ形有る実感として初期衝動を再確認する為には彼女との並走がポケットには必要となったのだろうね
見えないものとばかり競っていては衝動の楽しさなんて味わえない。見える相手とこそ競り合いたい

それはきっと誰にとっても同じ話。ポケットが気持ち良い走りで最強を目指し続けるから彼女と競り合うカフェやダンツにも良い影響を与えて、タナベトレーナーが指導するウマ娘達にも良い走りを齎す
それはきっとレースから離れてしまったタキオンに関しても同じ話で
実現できなかったが道を開いた可能性で満足出来た筈だったタキオンがポケットというライバルの存在により再び走り出す描写には感動してしまったよ

本作は『ROAD TO THE TOP』からの流れが濃い作品、それだけにあの作品にて素晴らしいレースを繰り広げてくれたウマ娘達の新たな姿を見られたのは嬉しい限り
中でもあの作品にて最も印象的だったテイエムオペラオーが世紀末覇王として君臨している姿には興奮を覚えてしまったり。まあ、その一方でナリタトップロードがオペラオーに敵わない姿には寂しさも覚えてしまったのだけど

いわば前作の強者が新作でボスとして存在する形。それは言い換えてしまえば旧時代の覇者なんて表現出来るのかもしれない
本映画ではタキオンが可能性の追求により新次元を示してみせた。そしてポケットがタキオンを乗り越える形で新時代の扉をノックした。なら次に訪れるのは時代の移り変わり

本映画では時代変化を感じさせる描写が幾つも有った
そもそもポケットがフジキセキという前世代に憧れて最強を目指したのがそうだし、タキオンという時代を作ったウマ娘がレース場を去ったのも時代の移り変わりの一端。他にも別時代のウマ娘が画面に所狭しと映り、時には状況と関連の有るウマ娘の言動が描かれるのは時代の流れを感じさせるものが有った
でも、当初のポケットは時代の移り変わりを拒む側だったような。だからタキオンの不在に耐えられず、走らないフジキセキの助言も効かなかった
それが変わったのがフジキセキの仮復帰で。過ぎ去った時代の者が再び時代に挑もうとする在り方は新たな時代を開こうとするポケットを勇気付けるものになる。見えない壁によって先へ進めなかった彼女に壁なんて無いのだと思わせる力となる

そうした諸々を感じ取れたからこそ、ポケットが時代に取り残されそうなタキオンの前で世紀末覇王を打ち砕くクライマックスには感動してしまったよ。加えて走りへの本能を取り戻したタキオンがレースに復帰するというラストも良かったな
まさに新時代の扉が開かれたわけだ

本映画は力加減を間違えたような弩級映像が随所に見られるのだけど、それら全てはポケット達が目指す最強へと通じる迫力へと繋がっているように感じられて、伝わってくる熱量にこちらの脳まで焼かれそうでしたよ
非常に満足出来る内容に感無量といった所

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

劇場だからできたのか、レースの魅せ方が進化していた。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

メモ 
Date:2024/5/24

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

毎回書いてますけど、競馬はさっぱり知らないのでレース結果や生い立ち、生涯なんかは知らずに観賞。
いやぁ良かった。とても良かった。

ジャングルポケットがフジキセキの走りをみて感化され上を目指すところから、アグネスタキオンに圧倒されるも、そのアグネスタキオンは足の不調からか無期限の出走延期。
半ば目標を見失うもまたフジキセキの走りなどで奮い立ち、覇王テイエムオペラオーに勝利する。
めちゃくちゃアツい展開だった。

アグネスタキオンは研究者キャラ?がネタにし易いのかTLに良く流れてきてて存在はしってたけども、こういうキャラなんだなぁ。
走りたい欲望を抑えられず最後は復帰ってのも良かった。

映像に関してもレースの臨場感や演出がほんと凄い。
自分がその集団の中にいるかのようだった。
着順とか知らないので息を呑んでレースの行方を見守ってたわ。

アグネスタキオンはすみぺなのは知ってたけど、毎回言われないとわからない。
あとなんか今まで自分がイメージするすみぺがやってきたキャラとは全然違って新鮮だった。

ジャングルポケットの藤本侑里さんは正直知らなかったんだけども、声好きだなぁ。
ジャングルポケットのキャラにとてもあってた。

あと関係ないんですけど、全然関係ないんですけど、フジキセキの勝負服がえっちぃですね。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

評判が良くて観に行ったけど思っていた以上の出来で驚いた、演出面においてもバトル系作品を観ているかのようなものでレースが凄く熱いモノに仕上がっていて「プリティー」とはなんぞや?と思ってしまったのは自分だけではないはず

勝ちたい、限界を超えるというテーマがあるのはどのウマ娘も同じ。ジャングルポケットとアグネスタキオンの関係性も良くて、本来ならタキオンがライバルポジなんだろうけど観ていたらポッケが表向きの主人公でタキオンが裏の主人公と言っても過言じゃないと思った。並走して欲しいというポッケの願いがあのような形で回収されるというのもエモい、タキオンが如何にしてジャパンカップの後に表舞台に戻って来れたのかが気になるがそれを描いてくれというのは欲張りになってしまうか

現実の競走馬の数だけ色んなエピソードが作れる、改めてウマ娘というコンテンツが大きな可能性を秘めていると感じさせられた。余談だけど最後のウイニングライブは予備知識無しの初見勢にはどう見えたのだろうか、本編関係なしにEDで踊るという演出は昨今少なくないけど全体的に真面目よりの本編からの落差が凄かったなと感じた

終盤に出て来た勝負服スタイルのフジキセキがえっちすぎた、真面目な性格であの衣装はずるい…

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

1期・2期で丁寧にキャラの深掘りを見てきたせいか、全体的に浅く感じたけど、2時間枠と人数を考えればこんなもんかなと。ポッケが主人公だけど、一番心動かされたのはタキオンが救われたところ。怪我で本能を押さえつけるのは辛かったろう。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

「劇場版ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉」視聴終了
評価S(神作品)

今までにない異質なウマ娘だった。コミカルな雰囲気は全く無く、ただ「勝ちたい。超えたい。」という本能を狂気的に描いた異質なウマ娘。ただ、それが最高に面白かった。まさにウマ娘の新しい扉を開く、ウマ娘というコンテンツの新たな可能性を見出した映画だった。

序盤から画のタッチが暗く、重厚な雰囲気でのスタートだった今作品。それが、今回のメインキャラの一人でもあるアグネスタキオンの狂気さを存分に引き出していたと感じた。たった4回だけのレースで皆の記憶に刻み込まれた刹那の狂気。それがジャングルポケットにとってずっと大きな壁になってしまう。ウマ娘で山場を描く展開として、怪我からの復活、呪いの払拭、ライバルの挫折、ピークアウトのもがきなど様々やってきたが、今回は「幻に囚われ続ける苦悩」という新たな展開で魅せてくれた。アグネスタキオンの亡霊に縛られてしまうジャングルポケット。どう乗り越えるのかと見ていたら、なるほど、初心を思い返すのかと。ウマ娘の姿に憧れ、そんなやつらを抜いた景色を見たいと思った初めての気持ちが背中を押してくれるのか。その心情変化に心を打たれましたね。
初心を思い出し、自分を超えたい、全員を超えたいという本能を燃やし続けるジャングルポケット。そして、タキオンに「先に行くぜ」と言わんばかりの走りを見せつける。そんな姿に「待ってくれ」と走り始めてしまうタキオン。ウマ娘の可能性を見出すことを一番として、自分を超えてくれる存在が現れることを待っていたが、やはり本心では「自分が一番でありたい」と思っており、その本能を思い起こして復活を決意する。今作でベストシーンで、涙腺が熱くなってしまった。「最強でありたい」という本能を狂気的なまでにまっすぐ描いてくれた作品。素晴らしかった。

線の強弱や場面の強弱も今までとは違い、演出も全く異なる。ただそれが、今作の一番魅せたいことと合っていて、話に引き込まれました。ウマ娘という作品はこういう方向から攻めることもできるのかと、コンテンツの可能性を感じました。やはりすごいなウマ娘は。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

正直そんなに期待せずに観に行ったんだけど今までのウマ娘の良さはそのままにシナリオに重さも追加して劇場版としての構成が素晴らしく良くて感動してしまった。キャラクターの心情を物語の中に組み込むのがうますぎるし、それを分からせてくる映像面演出面も最高。
ジャングルポケットとアグネスタキオンの関係性を中心としつつ、自分を超える限界を超えるという一貫したテーマを描き切っていてすごく満足度が高い作品でした。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

期待のさらに上を行く出来だった。

劇場版RTTT総集編を観た後だから,てっきりテイエムオペラオーの物語かと思ったら,ジャングルポケットの物語だった。
初見でもオーケーなプロローグで,ていねいな作りに感心。TVシリーズ履修してればもっと深く味わえると思う(わたしはTV2期を見ていない)。

レースのシーンはよく練られていたし,それまでのストーリーもよかった。
アグネスタキオンに惚れた。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

俺は感情移入してアニメを見るタイプじゃなくて傍観者として眺める立場なんだよね、とか思っていたんだけど……そんな自分が嘘だったのか?と感じるくらい、熱狂して見てしまった。やっぱり、目標に向かってひたむきに突き進む女の子は素晴らしいね……。
実はもう、自分にしては本っ当〜に珍しく、アニメで涙が出ちゃった。何年振りなんだ?ジャパンカップで己の幻を打ち破るシーンで感極まってしまった(ので、その後の流れをあんまり覚えてない)。というか、RTTTを踏まえた上で、有馬記念で覇王になるテイエムオペラオーを見た時点でもうヤバかった。その後も毎レースどうなるか最後まで分からないドキドキで毎回感情ぐちゃぐちゃにされる(リアル史実は全く知らない)。
RTTTで大活躍した子らがこの映画でもしっかり登場してくれるの嬉しい。アヤベさんすっかりモフモフ狂いになっててもはや別人すぎる。自分はアニメもゲームもほぼ履修せずRTTTとTwitterで流れてくる二次創作イラストしか見ていないが、「あ、あの子が出てる!」という楽しみ方もできて面白かった。デジたん目立ちすぎてて笑う。そうだよね、今回はポッケちゃんにスポットライトを当てたストーリーだったわけで、この子たちみんなも波瀾万丈な生涯を送っているんだよな……。

個人的には、アグネスタキオン周りで流れる狂ったBGMに脳を突かれた。あんな音を劇場で浴びる体験が出来たのも凄く良かった。

これだけ濃密で没入できる内容が詰まっていたので、もう1〜2時間くらい見たかった。特にジャパンカップからタキオン復帰あたりのエピソードはもっと見てみたかった!欲張りなのは分かっているが、ここだけが惜しい。

RTTTも含めてだが、本作はウマ娘というコンテンツ、ひいては競馬の歴史にハマるには十分すぎるほどのキッカケ作りになった。なんとなく気が向いて映画を見に行った俺、偉すぎる。ゲーム版シナリオやTVアニメとかも触れていきたくなったし、曲も既にいくらかかじっているところだが、もっと色々聴いてみたい。今はぱかチューブをチラッと覗いています。あと賭ける予定は今の所ないです。

ミラ子ちゃんさ、食べてないシーンなくない……?

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