物語がどう転ぶか読めなくて、最初から最後までドキドキしっぱなしだった。
森川が出した答は、相馬の告白をOKして遠距離恋愛スタートになるよりも得心がいく答で、作品にも合っていたと思う。現実との距離が近い作品だけに、高校卒業時点から遠距離恋愛スタートとなると、森川が言及した交通費のようなハードルが多々あり、あまり明るい未来を想像しにくいのだが、これなら一抹の希望を持てる。
小宮の泉に対するアプローチがいちいちかわいくて困る。スマホの壁紙の件の対応も好印象。対して夏目は、受験もあるとはいえ、ここまで泉に対してほとんど自分の気持ちを伝えておらず、頑張れ夏目。
日暮れのグラウンドのシーンで街灯が灯るカットとか、自転車に乗った相馬の主観のカット(街灯で影の形が変化するのが、アニメではあまり見たことがなくて「おっ」と思った)とか、キャラを映さずにキャラの心情を表現したカットがいくつもあって、印象に残った。こういうの好き。
受験警察を気取るつもりはないが、女のために推薦もらってる所よりランク下げて大学受けるというのが全く理解できない。親もよく許したよなあ…具体的にどこなのか知らないっぽいけど。
そして全く出てこないカメラ。
エアホームランはちょっと恥ずかしくないですか…。
美緒は一歩後退、逆に小宮は前進といった感じ。意識している相手が別のこの写真を待ち受けにしているのを見てショックを受けるのはわかるけど、そこで逃げ出してある意味自己満足でしかない受験に力を入れてもそらあかんよ。逆に小宮は勝手に写真を待ち受けにしたことに負い目を感じたり、プレゼントをがんばったり、自分の気持ちに素直に行動しててそりゃ「いいな」って思うわな。陽斗・葉月はたしかに遠恋は厳しいよね。葉月は短大だったっけ? だとしたら二年で地元に戻ってくることになるけど、それを待てるかどうか。正直この年ごろには厳しいと思うけど、あまり浮ついたところのないこの二人ならうまくいくと思いたい。
ポイントの切り替えの音が良い。
小宮さんの軽いイタズラが意図せず二人の距離を離してしまうことに。それに反省してチョコを封印、お守り集めをしてくる小宮、本当良い子。あ、相馬は帰れ。